講義資料(627日:複合グラフ)の中の演習問題の回答例

 

演習例題(2):数値情報として2003年の東京の平均気温とビールの出荷量のデータをグラフ化して、2つのグラフ(複合グラフと散布図)から読み取れることについて回答してください.

 

(復習)複合グフの作成 

 

1) 複合グラフから読み取れることは,どんなことでしょうか?

  以下に複合グラフの作成例を示します。

  このグラフからは、一例として以下のようなことが読み取れます。

  ・ビールの出荷量は気温の上昇に応じて多くなっている。しかし、気温の上昇よりも2カ月ほどピークが前にずれていることから、気温の変化を想定し約2カ月前に出荷をしていると考えられる。また、12月は気温が低いにも関わらず、出荷量が多いが、これは忘年会や新年会などのビールを飲む機会が多い時期であるためと考えられる。

 

2) 散布図の点の配置から、読み取れることはなんでしょうか?

  以下に散布図の作成例を示します。

  このグラフからは、一例として以下のようなことが読み取れます。

  2003年の東京の平均気温とビールの出荷量の相関関係としては、気温の上昇と共にビールの出荷量も増加していることから、正の相関関係にあることがわかる。ただし、12月のデータによる特異点も存在する。グラフから線形近似式を算出すると、y = 5181.6x + 244941 となる。この式を使うと、もしも平均気温が30度であれば、ビールの出荷量は、400389klとなると推定することもできる。

 

 

 説明: 説明: Image4

加藤晋のページへ| ICTメディア編集1 | 7月11日の講義資料