修士1年の武井さんが，CLEO 2020で論文発表を行いました（2020年5月15日）。

　レーザと電気光学に関する世界最大級の国際会議であるCLEO2020（Conference on Lasers and Electro-Optics）が，2020年5月11日〜15日まで開催されました。今回のCLEO2020は，アメリカ，サンノゼで開催予定でしたが，新型コロナウィルスの感染拡大のため，全日程がオンラインで行われました。
　今回の会議には，修士1年の武井さんが研究成果を論文にして投稿し，口頭（Oral）発表論文としてアクセプトされました。本論文では，コヒーレントヘテロダイン技術とディジタル信号処理技術を，光ファイバの後方散乱光測定方法に適用することにより，光ファイバの複屈折のファイバ長手方向の分布を高分解に測定できるということについて，世界で初めて提案し，理論検討と実験による確認を行っています。
　今後は本測定法を更に発展させていく予定です。
　オンライン会議は完璧に準備されており，初めてのオンライン開催にも関わらず，現地開催に引けを取らない有意義な会議となりました。世界情勢の急変にも関わらず，速やかにオンライン開催のご準備を頂いた学会関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。

発表論文
N. Takei and S. Ryu, "Novel measurement method of fiber-birefringence spatial distribution by coherent heterodyne detection of Rayleigh backscattered light," CLEO 2020, paper SF3P.3, May 2020.




　　　 　　





















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