プロフィール(山之口洋/野口喜洋)
経歴
- 1960
- 東京都中央区築地生まれ。横浜市、浜松市、久留米市などを転々とする。
- 1984
- 東京大学工学部機械工学科卒業。人工知能関係のある研究所に入所。自然言語処理関連の研究を行う。いわゆる第2世代のAI研究者。
- 1987
- 松下電器産業(現パナソニック)に入社。ここでも横浜市、大阪府枚方市、静岡県富士市、新宿区、市川市などを転々とする。自然言語処理技術、ワードプロセッサ(日本語/中国語)、オブジェクト指向データベース、知的検索システムなどの研究開発を行う。
- 1991-95
- 日本電子化辞書研究所(EDR)に出向し、国家プロジェクトの一環として大規模電子化辞書の研究開発を行う。ここは言葉の虎の穴だった。
- 1998
- 音楽SF『オルガニスト』(新潮社)で第10回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、作家デビュー。賞の先輩後輩には鈴木光司(『リング』)、佐藤亜紀(『天使』)、池上永一(『テンペスト』)、畠中恵(『しゃばけ』)、森見登美彦(『夜は短し歩けよ乙女』)他がいる。
- 2000
- クローンSF『0番目の男』(祥伝社)
- 2001
- 松下電器産業を退職し専業作家となる。中世フランス史ファンタジー『われはフランソワ』(新潮社)が直木賞の候補になる。東洋大学非常勤講師。
- 2002
- 明治大学兼任講師。
- 2004
- ノモンハン航空戦記『瑠璃の翼』(文藝春秋)
- 2005
- プログレッシブ・ロック小説『完全演技者』(角川書店)
- 2006
- 「紙のキーボード」の開発でIPA未踏ソフトウェアの「天才プログラマー/スーパークリエイター」に認定される。
- 2007
- 歴史ファンタジー『天平冥所図会』(文藝春秋)
- 2008
- 自ビールスラップスティック『麦酒アンタッチャブル』(祥伝社)
- 2011
- Fランク学園青春小説『暴走ボーソー大学』(徳間書店)
- 2017-19
- ファンタジーノベル大賞作家アンソロジー『万象』シリーズに「ナチュラル・ウォリアーズ」「投貨源記」の2作を発表。
- 2022
- 近未来警察小説『SIP:超知能警察』(双葉社)。大藪春彦賞の候補になる。
- 現在
- 作家、ポトス(株)技術顧問、明治大学兼任講師、東洋大学非常勤講師。
いま興味のあること

- 本を読むこと、書くこと。
- 家庭料理を極める。ビール、手打ちラーメンや餃子など北京小麦粉料理、みそ、納豆、豆腐、ヨーグルトなど発酵食品、ハム、ベーコン、ソーセージなど肉製品の手作り。
- パーソナルICT。自分用ツールのプログラミング、キーボードの手作り。
【著者近影】