カーボンニュートラル社会の実現に向けた環境調和型グリーンエネルギー変換デバイス材料の開発とデバイス応用に関する研究

 電力不足の解消には、グリーンデバイスの活用が不可欠です。省エネのためのパワー半導体やLED照明、創エネのための太陽電池等が、家電・自動車・社会インフラ等に導入されています。今後は未利用エネルギー(排熱,照明光等)を効率的に活用するためのグリーンデバイスの開発も必要です。エネルギー資源を再生・循環させることにより、二酸化炭素の放出を抑制したカーボンニュートラル社会の実現が望まれています。また、IoT社会の発展に向けて、自立発電・蓄電技術やセンサー等の需要が高まっています。
 当研究室では、Si、C、Al、Fe、Mg等の資源が豊富で地球に優しい環境半導体材料を用いて、LEDや赤外線センサー、光起電力素子、全固体半導体二次電池などの「省エネ」、「創エネ」、「蓄エネ」に役立つエネルギーデバイスの材料・デバイス・プロセス開発に取り組んでいます。材料・素子の設計から試作・評価までを行います。主な研究内容は以下の通りです。