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明治大学 理工学部 機械工学科 ミクロ熱工学研究室

              since 2010.9.1
             http://www.meiji.ac.jp/~mte_lab

研究室を志望する学生へMessage to Students

 研究室で過ごす4年次の1年間は,講義や準備された課題に取り組む実験・実習を受けていた3年次までとは大きく異なります。これまで学んだ機械工学の知識と技術,経験を基に,各自が卒業研究として未知なる課題に取り組むことで,問題解決や研究の方法,自ら学ぶ習慣,コミュニケーション力を身につける非常に大変かつ魅力的な時間となります。

 卒業研究では,研究課題の意義・重要性を学び,実験装置や試料の製作,実験・データ整理,解析と考察,新たな解決策や価値の提案など,時間がかかる課題に取り組むことになります。研究室を志望する学生は,3年次までに十分な単位を取得し,4年次には卒業研究に集中できるようにしてください。

 機械工学科,機械工学専攻の就職状況は,好況です。しかしながら,就職活動は短期決戦あるいは長期戦の2極化の様相が見られます。就職活動の現場では,将来,自身がどのような分野,会社で力を発揮しようとするのか,自身の言葉で説明できる態度と,これまでの取組の過程を短く,わかりやすく説明すうる能力が求められているようです。各個人が厳しく選別される状況は続くと見られます。社会が求めるものづくりを推進する人材像は,自ら仕事を見つけ,作り出す能力を持った人,問題解決や研究・開発を主体的に行える人です。学生諸君には,大学4年次や大学院でこのような能力を身につけ,自身が望む環境で活躍できる人になって欲しいと思います。

 大学院への進学と就職を迷う学生へは,経済的な状況が許すのであれば,進学し修士課程で機械工学の基礎力を確かなものとし,自ら問題を発見し解決していく力を身につけることを強く勧めます。大企業をはじめとして,大学院生を採用して,将来の会社の方向性や戦略を任せようとする動きは止まりません。高卒,短期大学卒の採用が難しくなる現状で,学部卒採用がそれらをカバーする役割となっている例は少なくありません。直近に迫っているAI社会やIoT社会では,単純労働は機械に任せ,創造的な仕事をすることが人の役割となります。ぜひ,大学院へ進学して,自身で考え行動する能力を身に着けて社会で活躍してください。 博士課程へ進み,研究や仕事のマネジメント力,機械工学の広い視野で物事を観察し課題を解決する力を養い,企業や社会で即戦力となる研究者・エンジニアを目指すことも大いに奨励します。
 また,ものづくり産業においては女性の一層の活躍が期待されています.社会の半数を占める女性の感性と確かな機械工学の知識・技術によって,社会に受け入れやすい価値の提供が望まれており,女子学生の一層の頑張を応援します.

 ミクロ熱工学研究室では,最先端のナノテクノロジーや熱流体工学を応用した研究を通して,学生諸君の成長をサポートします。難しいテーマに果敢に挑む気概を持つもの,自らの能力を発揮し社会のために活躍しようとするものを待っています



 研究室パンフレット2018        

住所

〒214-8571
川崎市多摩区東三田1-1-1
明治大学 理工学部 機械工学科
ミクロ熱工学研究室
(第二校舎4号館4106)

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