HOME > 哲学的問題集 > このページ
12.数学者の父親が頭をかいた理由
「幼童而守一芸」(『漢書』)を読むための補助線

 世界的に有名な数学者がいた。その数学者の息子も子供のころから数学が大好きで、なんと大学在学中に「数学のノーベル賞」と呼ばれるフィールズ賞を受賞した。
 受賞パーティーの会場で、客の一人が父親にむかって「おめでとうございます。血は争えませんね」とお祝いを述べると、父親は頭をかきながら「いえいえ、私は息子とちがって純粋な文系で、数学なんて全然わかりませんよ」と答えた。

 さて、父親はなぜこう答えたのか?

解答・解説は授業で。キーワードは「ジェンダー」。ヒントは『漢文力』第4部第2章。

[] [] [大画面]