「京劇掲示板」投稿記事より↓ <呉汝俊>さんの記事が… 投稿者:夢吉さん 投稿日: 1月12日(月)06時40分18秒 加藤徹様> 皆様> 1月11日発刊の中文有声雑誌「中国語ジャーナル」(2004/2号)に呉汝俊さんのインタビュー記事が出ています。概要は次のとおりです。 <中文有声雑誌人物専訪 第39回 京胡奏者・新京劇俳優ウー・ルーチン 呉汝俊> 『則天武后』が公演間近。新京劇の創始者、呉汝俊が人物インタビューに登場。 「金の声」も披露!!(これは同誌表紙のコピー) ○よきサポーターとしての奥様との出会い、京胡から京劇に進んだ経緯、京胡演奏のこと、そして中国の京劇や中国の戯曲を世界の舞台に広めていこうとされる意欲が14ページにわたって掲載されています。 ○この雑誌にはCDがついており勿論このインタビューも収録されています。 ○「中国語ジャーナル」と呉汝俊さんのURLは次のとおりです。 ○2〜3月に公演される「武則天」が楽しみです。 http://www.alc.co.jp/china/ http://www.wu-ru-jun.com/ ところでこの雑誌を買う時に横にあった雑誌「週間中国語世界」(1/15号)の表紙に目がとまりました。京劇扮装の孫悟空の写真が大きく出ていましたのでつい買いました。孫悟空の口から吹き出しで「猴年大吉」とあります。猿<猴hou2>は<候hou2>と同音で出世の象徴だと、この雑誌の解説にありました。蝙蝠の<蝠>文字のことや逆さ<福>の文字のことは中国人から教えてもらいましたが、猴の文字のことは知りませんでした。五等爵(公・候・伯・子・男)の第二位で、(一般に)高位高官を表すと電子辞書に出ています。私も、いまからでは遅いかもしれませんが、せいぜい<孫悟空>と仲良くしたいと思います。 |
新京劇・武則天 投稿者:安直様 投稿日: 3月 4日(木)22時16分23秒 昨日、大阪厚生年金会館大ホールで開催された新京劇・武則天を観劇<感激!>してきました。 呉汝俊さんの創作新京劇第2弾。武則天が14歳で太宗の才人となり、皇帝李治の皇后としての地位を確立するまでを描いています。 迫力ある声量を誇る「金の声」、豪華絢爛な衣装に包まれてなまめかしく軽やかで優美な女形としての立ち居振る舞いは40歳になってもますます健在なのに、驚きました。 前作の「楊貴妃と阿部仲麻呂」は、大阪フェスティバルホールで生のオーケストラ付き、何度も変わる舞台装置と超豪華でしたが、今回は、舞台セットは1セットのみ、生オーケストラなし休憩なしの2時間半の全7幕に簡素化。 ストーリーも前作のような意外性あるフィクションの面白みはなく、きわめて単純明快。 しかし、そういうことは大した問題ではなく、久しぶりに京劇の夢世界に浸ることができて、大満足でした。 呉汝俊さんの描く世界は、人間に対する温かい愛が主題となっているのが、とても魅力的でよく感じられます。京胡の演奏者としても、創作劇の作者・演出家としても、そしてなによりも京劇の基礎をマスターした演者として、現代的な表現への挑戦と、幅広い才能には感嘆するのみです。奥様も日本人ということを知り、一層親しみが湧き、これからもファンとして応援していきたいと思います。 伝統的な京劇ファンの方々には、ちょっと違和感を感じる方もおられると思いますが、日本のスーパー歌舞伎のように新たなジャンルの楽しみが広がり、私は今後も発展していってほしいと思っています。 それから、前回、仲麻呂役の李光さんが、宮廷の近衛兵として敵と闇の中で戦うユーモラスな立ち回りを見せてくれましたが、今回は、ちょっと付け足したような場面だけだったのは、ちょっと心残りです。 則天武后といえば、権力の権化の女性のようなイメージをもっていましたが、なかなか奥深く魅力ある人物だったのかもしれません。壮大な中国の歴史に、また興味が湧いてきました。 今回も早い情報キャッチで楽しめたことを心からお礼申し上げます。 さて、次は6月に孫悟空の公演が開催されるのを楽しみにしています。 『武則天』 投稿者:aya様 投稿日: 3月 5日(金)23時53分3秒 城主さま、皆様ご無沙汰しております。 実は、先日、福岡で新京劇『武則天』、拝見してきました。 呉さんの美声も堪能しましたが(ただ、休憩なし2時間20分はちょっと辛い?)、 個人的にお勧めしたいのは、李光さんが「三岔口」のような立ち回りを見せてくれるところです。 衣装は「三岔口」そのまま!登場するところの美しい型の数々も見せてくれます! 70年代に来日したときの「三岔口」の李光さんをビデオで見てとても感動しましたが、それを髣髴させました! もしかして、本国でも李光さんの「三岔口」(じゃないけど)って滅多に見れない? と思うと、なんだかとっても嬉しいです! 東京公演は、8・9日ですね。楽しみです。 ちなみにこのシーン、昨年中国で公演されたときはなかったシーンだそうですよ。 たしかに「付け足した」感は否めませんが、「お得感」が上回ります(笑)。 ご注目あれ。 今週も引き続き大作 投稿者:猫耳様 投稿日: 3月10日(水)02時08分54秒 本日は少々無理をして・・・いえ、かなり無茶をして「武則天」を観に行きました。当日券にもかかわらず、いい席がとれ、会場では夢吉さん、盧思さん、張紹成さんにお会いすることができました。今回は殷秋端さんも出演されているので、それも楽しみにしていました。新京劇ですので、伝統的な京劇がお好きな方にはウケが悪いかもしれません。本場中国でも新作の舞台がありますし、私は「なんでも来い派」ですから、京劇とあらば出かけて行きます。そして私の一番のお目当て、李光先生が登場されると、身を乗り出して「うぉ〜!」と拍手。見栄が決まると「うぉぉぉ」とまたまた拍手(実際に「うぉ〜」と声には出しませんが、心の中で叫んでいます)。前の方では「好!」の声もかかっていました。あ〜私も前の席なら叫びたい!私の分まで叫んで下さ〜い、とこれまた心の中で、前の方々にお願いしました。いやいや相変わらず李光先生、カッコイイったらありません。安直様の情報により、休憩無しの舞台という心構えができていたためか、そんなに疲れることもありませんでした。テレビ撮影が入っていたようですので(中略)見逃した方々はお楽しみに。 城主様:「永久保存」でもなんでも来いでございます。 十河様:遅ればせながら、お子様のご誕生、おめでとうございます。 同様に、今週も引き続き大作! 投稿者:夢吉様 投稿日: 3月10日(水)08時49分7秒 猫耳さま> う〜んッ、やはり感想の書込みははやいですね。しかもこんな時間に。 私はあれから上野まわりで帰宅したのは23時をまわっていました。これだけの大作で2時間以上の大型舞台をたっぷりと観てくると体力を使うものですね。勿論、休まずに演じられる俳優さん達はもっともっと体力を使われたでしょう。昨夜はPCをさわらずに寝てしまいました。 ○休憩なしの2時間20分、息を抜く暇もありませんでした。通常の公演のように午後7時開演だとありがたいのですが、この長さでは開演時間のことも休憩なしも仕方がないと思います。休憩なしは演出効果を狙ってのことでしょうか。第一作は観ていませんが、昨年秋の呉汝俊さんの京胡演奏会も2時間ぶっ続けでした。 ○安直さま/ayaさまの事前情報が役立ち、私も<事前の準備は怠り無く>でした。 ○<則天武后>といえば、自ら則天大聖皇帝として即位し15年間も在位、国も唐から周に改号したと、今まではこんなイメージでした。しかし『人間愛』をモットーにされる呉汝俊さんの手になると、このような武則天になるのですね。 ○全体を通じ舞台の仕掛けは変わりませんが、様々な照明、たなびく靄のようなもの、それに登場人物の多彩さと衣装の美しさで、場面ごとに大きな変化を感じました。 ○今回も前の方の席でしたので、音楽のボリュームも唄も耳につきささるようでした。全体では京劇の要素がふんだんに入っていて大いに楽しめましたが、音楽ではもう少しオーケストラの部分を落してもという感想も耳にしました。これは私の席が前すぎたからでしょうか。 ○二、三度すごく近くでお会いしたことがある呉汝俊さんが、武則天として女性になりきって舞台に立たれておられる姿をみると、まるで別人のようにも見えました。 ○李光さんの本物の舞台を今までに観たことがなかったので、今回はそれも大きな収穫でした。盛大に拍手をしました。 ○殷秋瑞さんが登場された時には思わず拍手を大きくしてしまいました。 ○私の前の方では、見せ場見せ場で「好!」の声が飛び交っていました。なかなか自分では声はかけられません、拍手が精一杯なのです。 ○(中略)後方に大型カメラが2台、そして舞台のすぐ前にレールに乗った移動カメラが1台でした。この移動カメラがかなりの頻度で端から端へと動いていました。それも全部見えました。だから、これがどんな風に編集されてくるのか、そんなところが楽しみなのです。 ○舞台が終わり明るくなってみると、すぐ後ろの方に猫耳さんがおられてびっくりしました。今回はギリギリ駆込みの入場だったので、開演前には皆さんにお会いできませんでした。終演後に猫耳さんや張紹成さん、それに東京票房の皆さんにもお会いすることができました。やはり京劇関連の方が来られているのだなあと思いました。 ○この日は当公演の千秋楽、呉汝俊さんから今回の公演を無事にそして成功裡に終えることができたと非常に丁寧なご挨拶がありました。また舞台の皆さん全員に一人ひとり握手をして労い、観客にも紹介をされました。長いエンディングでありました。 ○この「武則天」は中国でも上演され大好評だったということです。呉汝俊さんの男旦なのですが、京劇の世界ではめずらしいのではないでしょうか。 胡縷磨茶廊“京劇を識る”の時に張紹成さんが、今の京劇学校では男は男役、女は女役しか教えないと言われてました。「中国京劇」(2004/3号)に『君秋遺風 張派神韻』という記事が出ています。これに張学浩先生(張君秋大師の第四男、盧思さんのおじさん)の演唱会のことが書かれていますが、その後半に男旦(男演女)についての現在の状況が見られます。私の中国語力では覚束ないので、念のため昨夜盧思さんに確認しました。盧思さんもこの記事は読まれていて、やはり中国の京劇界では、この50年というもの男旦は正式にはなく学校でも教えていないということです。しかしこの記事では、観客の中から近頃はそれを評価する声もあがっているということです。 呉汝俊さんは、音楽でのベースも含めて新しい感覚での京劇を自由な発想のもとで創られておられます。それが中国でも大評判ということは、この記事のように男旦に期待する観客が中国でも増えているのでしょう。 初めまして 投稿者:新月様 投稿日: 3月10日(水)18時03分32秒 城主様、皆様、初めまして。 新月と申します。こちらへは以前から拝見させて頂いておりました。実は城主様にはこの書き込み以前から票房などで面識があるのですがHMでは判りませんね。(といって本名でも思い出していただけるかどうか。山形です。) さて、私も昨日「武則天」を観劇いたしました。猫耳様、夢吉様に引き続き、感想を書き込みたいと思います。 まずは呉汝俊さんの「男声」による主題歌(?)に合わせ、兵士に扮した歌舞団の方々の舞いで始まりました。呉汝俊さんの声だと気づいた人は何人いたのでしょうね。舞台上にはお香が焚かれていたのかもしれません。煙が照明のライトに照らされ光の帯のようでした。暗転による場面転換の際、照明が観客席側を照らしたため、その光の帯が幕代わりのようで、遠目にはなんとも良い感じでした。初演時にも同じ演出(照明設計)だったのでしょうか。興味があります。 挿入曲や歌の節回しには革命現代京劇に近いような印象を受けました。呉汝俊さんの歌はオリジナル、他の出演者の方は伝統京劇の節回しをアレンジ。挿入曲が「どっかで聴いたような」と思っていたら、知人が「打虎上山(智取威虎山)」だと教えてくれました。他にも現代京劇を編曲したものを挿入しているようです。 呉汝俊さんの唱を聞いて「おや?」。いつもよりも高く響く声、低く抑えたような声、場面により声を変えているような気がしました。逆境に陥った場面での歌はかなりの低音を使っています。旦の流派はあまり詳しくありません。どなたかご教授お願いします。 呉汝俊さんの唱もさることながら、共演者の方々も一流の人たちばかりでとてもすばらしいものでした。李光先生については既に書かれていますのでそちらにお譲り致します。私が注目していたのは、唐皇帝高宗役の李崇善先生!! 手持ちの乏しいVCDで何度も聴いていましたがなかなか中国へは行けない身、一度でもいいから生で、と思っていたのです。確かもう60歳を越されたと記憶しておりましたが(だからなおさら切実)、譚派の高く澄んで厚みのある声はまだまだ健在であることに感動してしまいました。こういってはなんですが高宗、とてもとてもかわいいです。その温厚さは三国志の魯粛と重なりますが、これはもう李崇善先生の役作りというよりご本人のキャラクター…ですよね。 (中略) 初めての書き込みで、長文失礼致しました。殷さんから聞いたのですが、来日した皆さんは、もう今日帰国されたそうです。お忙しい中3週間以上もの間(前準備を考えるともっとですね)、がんばってくださった役者・スタッフの皆様方に感謝したいと思います。では。 「武則天」TV放送 投稿者:aya様 投稿日: 3月11日(木)17時36分34秒 ご報告が遅くなりましたが、「武則天」、NHK(BS2)で放送させていただきます。 時期はまだ未定ですが、初夏までには放送できるかも? 今回、僭越ながら私が「武則天」、中継させていただきました。 京劇は大好きなので、今までも何本か中継したことがあるのですが、このような新京劇は初めてだったので、いろいろ勉強になりました。 それにしても呉さんは、超ドアップでもとても美しいです! 以前、史敏さんの「白蛇伝」を撮ったときも「アップでも美しい〜」と思いましたが、男性でこれだけ美しいのもすごいですね! 京劇中継は、趣味と実益合致の楽しい仕事です♪(前に「梅蘭芳特集」を放送して以来、実に一年ぶりの京劇の仕事だったし・・・嬉しかった!) 中継が終わったあと、呉さんは中継スタッフ一人一人に握手してくださいました。 彼の誠実で温かいお人柄が垣間見えました。 これからも、もっともっとビッグスターになってほしいです! (余談ですが、楽屋に李光さんを発見したとき、サインをもらいたい衝動に駆られましたが、仕事中なので自制しました・・・辛かったです(涙)) 城主様 観劇記というほどではないのですが、ご遠慮なくのっけてくださいませ! |
京劇研究会公演 投稿者:チャン・チンホイ様 投稿日: 2月10日(火)18時12分33秒 三月五、六、七日 麻布区民センターにて京劇研究会の公演があります。 四年前に公演しまして好評だった《春草(門+馬)堂》です。 召使が恩人を守るために嘘をつき、その嘘が重なり皇帝を巻き込む大事になって行く喜劇です。 大掛かりな長編芝居で、出演者二十人・・・ただいま一生懸命に稽古しております。 衣装はもっとありまして、北京に発注など下準備に追われております。 役者は全て日本人が演じます、中国語と日本語のコラボレーション・・・いろいろ至らぬ点もありますがぁ〜日本のオペラも浅草のオペレッタから始まりました、少しでも京劇が広まるキッカケにもなってくれればと頑張っております。 コチラ掲示版でもお馴染みの"加藤城主""吉田登志子様"にもご協力していただいてます。 大作「春草闖堂」 投稿者:猫耳様 投稿日: 3月 6日(土)01時42分29秒 麻布区民センターで「春草闖堂」を観劇しました。なかなかの大作にビックリ!2000年の再演だそうですが、私は今回初めて観ました。舞台の人数も多く、作り上げるまでには、ご苦労も多かったことでしょう。利発な召使いの女性が活躍するという話しは、個人的に好きですし、喜劇なので面白く拝見しました。おととし城主様にご案内いただいた京劇体感ツアーに参加されていた方も、俳優さんとして出演されていました。モチロン私がお気に入りのチャンチンホイ様も大活躍しています。明日もあさっても舞台はありますので、出演者の皆様、どうか頑張って下さいませ。また会場には京劇の写真を撮り続けているお二人の写真家の写真も展示されていました。彼らの写真展は前からご本人たちに希望していたのですが、ここで実現するとは!京劇の大作と写真・・・まだご覧になっていらっしゃらない方は、ぜひお出かけになられてはいかがでしょう。 (以下略) 喝采! 傑作「春草闖堂」 投稿者:夢吉様 投稿日: 3月 6日(土)07時27分7秒 猫耳さま> さすがに観劇後の書き込みが早いですね。いつも感心しております。 私はあれからすぐに帰りましたが、家についたのは23時過ぎでした。この公演を観た感激がホットな内に書こうと思っていましたが、この時間まで先送りです、トホホ…。とにかく初体験の演目でしたが、ストーリーが面白くて楽しめました。それに登場人物の数は多いし、衣装もいろいろあり、また第八場まで様々な変化があって面白かったと思います。中国語と日本語がチャンポンの舞台に何等の違和感もありませんでした。 猫耳さまが言われるように今回はかぶりつきでしたが、これもいいですね。今日6日と明日7日もこの公演があり、出演とスタッフの皆様は大活躍なのです。可能な方はぜひご覧を。 チャン・チンホイさま江> セリフを動きも最高〜でした。また、かぶりつきでしたから一つ一つのお顔の動きが手にとるように見えて、さすがだなあと感心しました。紅い衣装も本当に綺麗だったしお髭もいいですね。今日も明日も、お客様はきっと<知事・胡進>に大喝采でしょう。 引続き舞台のご成功をお祈りしております。 ご来場いただいた皆様 江 投稿者:チャン・チンホイ様 投稿日: 3月 8日(月)22時24分2秒 京劇研究会 第14回公演 《春草闖堂》無事に幕をおろしました。 ご来場いただいた皆様、二時間半と言う長時間の観劇お疲れ様でした。 お陰さまで大変に好評でした・・・俳優23名が全て京劇に長い間関わっている人間ばかりではありません。 が、この《春草・・・》新編京劇なのもあり古典芝居のように役者の力量だけで観せる芝居とは違い脚本がシッカリとしているので・・・戯保人・・・我々日本人が演じても好評を得る事ができたのではないでしょうか。 京劇を勉強している日本人は本当に増えています、もっと大きな京劇を日本人だけで演じてみたいですね。 ・・・でも京劇は本当に大変です、中国にいれば劇場、楽隊、道具、衣装、化粧などお膳立てありますが、日本で公演をするには全て芝居に関わる人間、役者、裏方が一丸とならないと幕は開きません。 疲れも一入ですよぉ〜(汗)・・・でも、顔の真ん中白くするの、止められません!! 「春草闖堂」の音声と2月の昆劇 投稿者:吉田登志子様 投稿日: 3月 9日(火)12時57分3秒 城主様> 京劇研究会「春草闖堂」に遠くからお運びいただいたのに、お目にかかれず本当に残念でした。 城主様は坂田ひろのさんの音声について誉めて下さいました。 「春草闖堂」の音楽は、唱の伴奏はもちろんですが、下座音楽、鼓、板、ドラすべて中国語のセリフにあわせて作られています(当たり前ですね)。それを日本語のセリフにあわせて、完全な間で、ピタリと入れるのは至難の業と思います。役者も人間です、たまにはセリフを言い間違えたり、とばすことがあります、そんなときも坂田さんはちゃんとお守りをしてくれるのです。このような坂田さんを私はいつも「司鼓」さんと呼んで尊敬しています。坂田さんに伺ったら、どちらかと言えば、中国語のセリフのほうが付けやすいとのことでした。 皆さまが次回の京劇研究会公演においでになったとき、開演前や幕間に、眼鏡を掛けて、草履を履き、にこにこしながらひょうひょうとホールを歩いている女性(ちょっと太めです、ごめんなさい)をお見かけになったら、それが坂田さんです。 皆さまご存知のように、去る2月18、19日に「世界伝統芸能フェスティバル」が東京の国立劇場(大劇場)で催されました。昆劇は19日に出演しました。19日に参加したのは中国、べリーズ、日本、グルジアの五ヶ国、昆劇以外は、神事、宗教儀式、音楽、歌、踊りでした。各国の持ち時間はそれぞれ約30分。そのため昆劇は「下山」20分、「遊園」10分という時間割でした。国外ということを考慮してこのようにしたのでしょう。蘇州昆劇団から15名来日、うち俳優4名(呂福海、顧衛英、呂佳、施遠梅)、音楽7名。呂福海が「下山」の本無を、顧衛英が「遊園」の杜麗娘を演じました(呂佳、施遠梅のお役については、主催者に問い合わせても、わかりませんでした)。なお、顧衛英は昨年12月に催された「第一回中国戯曲演唱大賽」で紅梅賞(小梅花と梅花賞の中間に位置する)を受賞しています。 どなたか補足をお願い致します。 |
胡縷磨茶廊 “京劇を識る 第一回” 投稿者:夢吉様 投稿日: 3月 7日(日)06時37分43秒 昨土曜日の午後、この催しに行ってきました。 ○張紹成さんの熱心なファンや京劇愛好者のみなさんで会場(GINZA TACT-ONE 2Fのレス トラン)はもういっぱいでした。この日のお客様は、やはり女性の数が圧倒的でした。 ○戯迷のお仲間にも何人かお会いすることができ、行ってよかったと思っています。 ○12:00過ぎから始まり、まずこのお店特製のスイーツ<花朧>と最高級の中国茶 <大紅包>を楽しみました。それから張紹成さんの<覇王別姫・虞姫>のメイクが開始 されました。案内では30分位で終るということでしたが、実際には小一時間かかって しまいました。さすがプロの俳優さんですから、自分が納得されるまで何回も頭の飾り などをやり直されました。そのプロセスを目の前でつぶさにみることができました。 ○張紹成さんは1994年4月4日に丁度この役を日本で演じられたということです。 丁度10年経って同じ扮装をぶっつけ本番で数十人のみなさんの前でなされたのです。 扮装の手伝いをされたのは、やはり本職の京劇俳優さんでした。 ○この演目は梅蘭芳大師の創作でご本人に合わせていろんなものが作られているという ことです。張紹成さんは顔の形が違うので、いろんな飾りや扮装の仕方を自分に合わせ また工夫しなければならないのだと、ご自分で解説をされました。 本当はこの日の出来上がりには満足していない、それはこことここだと具体的に示され ました。こんなところは京劇を目指す方にとっては大いに参考になる点であったと思い ました。 ○小澤浩子さんの進行と解説は、たいへん分かりやすく、また会場や張紹成さんの扮装 の進み具合によくマッチしたもので、よかったと思いました。 ○本当は衣装をつけた後で剣の舞を少しご披露いただければよかったのですが、会場の 都合でそれはできず、唱をきかせてくれました。 次回の京劇関連は次のとおりです。 「京劇を識る 第二回」 5月22日(土)12:00〜15:00(内、実演 13:00〜14:30) 出演:殷秋瑞さん 2月28日(土)PM3:00〜『貴妃酔酒+京劇講座』 出演:趙 紅 料金:¥3,500 3月7日(日)PM2:00〜『貴妃酔酒/天女散花』 出演:盧 思 料金:¥3,500 3月13日(土)PM5:00〜『張 飛』 出演:殷 秋瑞 料金:¥3,500 3月14日(日)PM2:00〜『関羽三話』 出演:殷 秋瑞 料金:¥3,500 3月20日(土)PM2:00〜『関羽三話』 出演:殷 秋瑞 料金:¥3,500 3月21日(日)PM2:00〜『関羽三話』 出演:殷 秋瑞 料金:¥3,500 お問合せ・ご予約 ・045(661)1705 チャイナスター |
「京劇掲示板」夢吉さんのご投稿文より 4月 9日(金)13時19分15秒 (前略) 『中国語ジャーナル』の《人物インタビュー 厳慶谷 京劇俳優》も面白い記事でした。 この雑誌に石山雄太さんが出たのが2002/12号でしたが、このお二人は日中舞台文 化の橋渡しという面で、いい組み合わせなのでしょう。 中文と日本語訳で12頁にわたり掲載されていて、結構中身があります。彼が狂言の世界 を勉強したいきさつ、その狂言と京劇公演とのかかわりなどが語られます。また、狂言の 世界では結構若い世代のファンが多く、京劇の世界でもそうなるように努めるのが自分の 役目だといわれる厳慶谷さんです。昆曲と同様に、京劇がユネスコの「世界文化遺産」に 登録されるのが夢だということです。 |
「4月より月2回で月謝は3500円の予定。会場は静岡か清水か未定。参加人数によってきまるそうです。」(「京劇掲示板」1月7日・志賀様のご投稿) 静岡の京劇教室 投稿者:志賀様 投稿日: 2月22日(日)09時38分41秒 日々のご活躍お疲れ様でございます。 志賀@静岡です。 先日、日中友好協会に表題のことで問い合わせたところ第1回は4月9日に開催との返事、申込者は12、3名いるので開催は決定、ということでした。 静岡にも隠れ京劇ファン、いや興味のある方がいらっしゃたわけで、、、。私の仕事の関係上(勤務日と開催日があたると欠席決定になってしまう。)開催日を聞いた訳でして間違いなく開催がわかったので勤務シフトの依頼をして備えることにします。 ご無礼いたしました。 |
東京芸術劇場 中ホール 5月26日(水)−6月日6(日) *5月31日(月)はお休み。 シアター・ドラマシティ(大阪) 6月12日(土) ・6月13日(日) 福岡市民会館 6月17日(木) 愛知芸術劇場 6月23日(水) ほか |
京劇掲示板の投稿記事:「中国の芝居の見方」中国演劇論集 投稿者:夢吉様 投稿日: 6月16日(水)08時35分49秒より↓ (前略)越劇を中心に構成された本ではありますが、当然京劇につきまとめられている箇所、京劇そのものを取りあげた論文、演劇時評、書評が目次のなかでも十余りあります。邪道かもしれませんが、私はまずその箇所だけを読んでみました。これらを合わせると、この本の30%くらいのページを占めています。これら以外に年度別時評などの中にも京劇に関しいろいろ書かれています。(下略) |
ありがとうございました 投稿者:香雲様 投稿日:12月19日(日)02時53分7秒 桜美林大学公演を無事、満席の中終えることができました。 お越し下さいました皆様、本当にありがとうございました。 夏前から準備を進めてきましたが、もう終ってしまったのだなーと今は寂しい気持ちでいっぱいです。今回の公演では、京劇を通じて中国文化の理解を深める良い機会となったことはもちろんのことですが、それ以上に仲間と共にひとつのものを造り上げていく素晴らしさ・面白さを強く感じました。役者・大勢のスタッフ・伴奏の先生方…私もそのひとりとして加えていただいたことをとても嬉しく思っています。 kazuki様 本日はご来場ありがとうございました、また暖かいお言葉も頂戴いたしましてありがとうございました。 今回の公演を励みに、今後も更に学んでいきたいと思います。ありがとうございました。 |
忘年ライブ 投稿者:夢吉様 投稿日:12月27日(月)09時57分34秒 加藤徹様> 本当に今年もあとわずか5日となりました。1年の経過のはやさを痛感しております。 昨日は横浜中華街・チャイナスターの忘年年末特別公演「ぶっつけ本番ショウ」に行き心行くまで楽しんできました。京劇をイメージし初めて来られたお客様はきっと戸惑いを感じられたのではないかと思いました。それはそれは傑作で、普段京劇を演じられる俳優さんや楽師さん達がこのような一面をかくし持っておられたとは、大いなる驚きでした。1年に1回はこのような素晴らしい企画ライブがあってもいいと納得し、中華街の人で賑わう通りをフカヒレマンジュウをかぶりながら帰りました。 このショウの内容はとてもとても言葉で書ききれるようなものではありませんが、概要をちょっと書きます。実際には、また同様の企画があればご自分でお確かめください。 [出演」殷秋瑞 馬征宏 張清恵(チャン・チンホイ) 陳暁満 [内容」京胡演奏(陳暁満) コント『日本語学校』(全員) トーク『私達と京劇』(全員) 京劇歌謡ショウ(殷秋瑞 馬征宏) 舞踊(張清恵) 京劇+落語+浪曲『花見酒』(殷秋瑞 馬征宏 張清恵) 馬征宏ワンマンショウ エンディング これを見て皆さんはどんなショウを想像されますか? 本当によく仕組まれた<ぶっつけ本番ショウ>でした。普段とは全く違った衣装を着た皆さんがとぼけてみたり、本当にアドリブかと思うようなアドリブをぱっと入れたり、観客を見事にひきこみました。年末近い日にしてはお客様もかなり来られていました。ショウの中で、殷秋瑞さんが二十歳の頃に演じられた曹操(長坂坡・漢津口)のビデオやいつも孫悟空の馬征宏さんが演じられる「三岔口」の場面など、貴重な映像のご披露もありました。いずれにしても<百聞は一見にしかず>です。いくら書いてもあの面白さを再現することはできませんので、これでおしまいです。 |
[京劇カレンダー・最新版]に行く