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目次(創作年代順)
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はじめにぼくが漢詩を作り始めたのは、1978年春、中学3年生だったときNHKテレビの大学講座「杜甫詩抄」(故・吉川幸次郎)を見て感動し、中国語と平仄(ひょうそく)を独学したのがきっかけです。中年になったいま、少年だったころからの旧稿を読み返すと、稚拙で幼稚な表現も目に付きます。が、青春時代のささやかな「記念」の意味で、あえて当時の旧稿を一字一句変えずアップロードすることにします。 本サイトは、作品本文のみインターネット界のタブー(?)「縦書き」で書いてあります。 ご感想、ご叱正等をeメイルでお寄せくだされば幸甚に存じます。 ![]() ![]() |
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次韻和加藤徹先生乙巳元旦口占 天上青虯挂彩虹 樹根群蟻望年豊 亢龍謙抑平生気 深謝真師木鐸功 |
乙巳正月次加藤先生韻 遙看青天七色虹 家家歓喜有年豊 太平如画真難到 諸国争鳴欲建功 |
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日本漢字 |
過去已過去 未来還没来 地上本無路 人走路自開
飄渺楊花絮 不粘乃遠遊 星移而物換 諸子学無休 |
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繁體字 |
過去已過去 未來還沒來 地上本無路 人走路自開
飄渺楊花絮 不粘乃遠游 星移而物換 諸子學無休 |
简体字 | 过去已过去 未来还没来 地上本无路 人走路自开
飘渺杨花絮 不粘乃远游 星移而物换 诸子学无休 |
甲辰新春書懐二首 次韻加藤先生引用終了
其一 一問又一問 難題日日来 雖説新年好 厳寒花未開
其二 齷齪復齷齪 何日出門遊 此生忙裏過 咄咄万事休
重次韻二首
其一 正月寒中過 春光未到来 柴門人境遠 雖設為誰開
其二 閉門何所楽 日与老妻遊 煩悩凡消尽 因縁至死休
日本漢字 | 悠揚逢六兎 恬淡楽三元 耳順猶踰矩 抱琴夜叩門 |
---|---|
繁體字 | 悠揚逢六兎 恬淡樂三元 耳順猶踰矩 抱琴夜叩門 |
简体字 | 悠扬逢六兔 恬淡乐三元 耳顺犹踰矩 抱琴夜叩门 |
三野豊浩先生(愛知大学文学部教授)が次韻してくださいました。2022年1月5日追記
【原漢文】壬寅新春書懐 和加藤先生 迎得新春楽聖賢 酔中聊喜此身全 凡夫所願無他事 日日和平過一年 【書き下し文】壬寅新春 懐いを書し 加藤先生に和す 新春を迎え得て 聖賢を楽しむ/酔中 聊か喜ぶ 此の身の全きを/凡夫の願う所 他事無し/日日 和平にして 一年を過ごさん 【注】「聖賢」・・ここでは酒の意。漢文の隠語で清酒を聖人、濁酒を賢人という。 |
万八千世界 遊戯来入此 吾父名曰清 吾母名幸子 我等雖愚癡 知父母恩重 呼笑歌哭呻 為父母諷誦 衆生異滅後 過阿僧祇劫 願続未了縁 離合随諸法 黄昏如毫光 毎靡不周遍 凡夫懐悲感 何時得正見 |
三野豊浩先生が次韻して下さいました。ありがとうございます。 世尊去世久、遺教猶在此。以經文推之、我等皆佛子。佛常憐眾生、念之感恩重。我等雖愚癡、大乘可讀誦。佛言自成佛、已經無量劫。言滅而不滅、常在此說法。妙法蓮華經、高唱千萬遍。佛國豈遙遠、雖近而不見。 (三野先生ご自身による書き下し) 世尊 世を去りて久しきも/遺教 猶お此に在り/経文を以て之を推すに/我等 皆な仏子なり/仏 常に衆生を憐れむ/之を念い 恩の重きに感ず/我等 愚痴なりと雖も/大乗 読誦すべし/仏は言う「仏と成なりてより/已に無量の劫を経たり/滅せりと言うも滅せず/常に此に在りて法を説く」と/妙法蓮華経/高らかに唱う 千万遍/仏国 豈に遥遠ならんや/近しと雖も見えざるのみ |
万八千の世を越えて 遊び戯れ迷ひ来し 火宅の内の親の名は わが父きよし、母ゆきこ 海より深き親の愛 愚痴なる身にも知られけり 喜怒哀楽の声はなち 追善供養の経、読まん 迷へる衆生の願ふらく 「阿僧祇劫のその先も 未了の縁を手繰りつつ 再び親にまみえばや」 「煙となりし母は今 父と逢ふらむ、夕雲は 毫光のごと輝く」と 眺むる吾こそ凡夫なれ |
庚子正月書懐(次韻加藤先生) 学浅元無警世才。小心翼翼怕天災。凡愚所願真陳腐、四海和平好日来。 庚子の正月 懐ひを書す(加藤先生に次韻す) 学 浅く 元より 警世の才 無し 小心 翼翼として天災を怕る 凡愚の願ふ所 真に陳腐なり 四海 和平にして 好日 来たらんことを |
宋詩の専門家である三野豊浩先生より「次韻加藤先生」という七言絶句をいただきました。 正月梅花未有開。暗香疎影幾時回。世外或能尋秘境、近来多事不登台。 新しい春を迎えたというのに、梅の花はまだどこにも咲いていない。林通がうたった「ほのかな香り」と「まばらな枝影」は、いつ戻ってくるのだろうか。ひょっとするとこの俗世間の外には、桃源郷のような梅の秘境があるのかもしれないが、近頃はなにかと忙しく、ちょっとした気ばらしの物見遊山に出かける機会もなくなってしまった。 |
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雨去りて 春光 新緑肥ゆ。風来りて 杯影 万紅飛ぶ。 名桜と名酒と 唐の宴の如し、太白 鬱金 楊貴妃。 |
碧渓 花散じて 粉紅浮ぶ。水往き風来れば 漂ふも流れず。 私かに願ふ「衆生も能く此の若く、今来 古往 暫らく羈留せよ」と。 |
壷を携へ暫し忘る 老の将に来らんとするを。「日本桜花」到る処に開く。 自ら罰し觴を挙げん 吾は子を羨む、身を分くること億兆 永く能く回る。 |
烈日繁霜 枝幹 堅し。五風十雨 簇花 燃ゆ。 桜を楽しむは応に是れ 桜の楽しみを知るべし、「青赤白玄 皆 好天なり」と。 |
三野豊浩先生から戴いた漢詩
戊戌正月次韻加藤先生 舊嵗匆匆去 新年肅肅開 徒歡春酒好 四海滿風雷 ※結句の「風雷満つ」の典故は、三野先生によると、『北斗の拳』の二神風雷拳のライガとフウガ、彼らの弟のミツであり、世界が「鬼の哭く街」とならぬよう祈りをこめた漢詩であるとのこと。 |
遥 |
我 |
展 |
水 |
題 |
唯 |
下 |
回 |
轣 |
未 |
能 |
安 |
桟 |
寒 |
甲 |
尋 |
祇 |
烟 |
翠 |
祇 |
透 |
獨 |
空 |
鳥 |
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苦 |
風 |
時 |
獨 |
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遥 |
但 |
休 |
措 |
庭 |
門 |
獨 |
閑 |
寄 |
失 |
江 |
幽 |
聖 |
獨 |
群 |
都 |
書 |
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風 |
露 |
疑 |
蓬 |
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月 |
一 |
雙 |
蟲 |
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却 |
未 |
銀 |
哀 |
櫻 林 詩 會 詩 題 「 七 夕 」 而 作 詩 |
謹 應 |
不 |
憐 |
滿 |
殷 |
金 |
紫 |
殘 |
景 |
東 京 大 学 憐 菊 詩 |
金 |
輝 |
嚠 |
夜 |
遊 |
憶 |
血 |
如 |
如 |
花 |
驟 |
國 |
佳 |
如 |
杜 |
男 |
不 |
無 |
朦 |
剥 |
花 |
草 |
草 |
好 |
曲 |
鏗 |
沈 |
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蘧 |
欲 |
九 |
飄 |
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![]() 素材:Web Toy Box 深夜恒星講義 |
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精 |
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