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貝と羊の中国人

最新の更新 2011-1-3 最新の更新2011-7-21
日本語中国語
大義名分名正言順、借口(言い訳)
ホンネ心里話、真心話
タテマエ表面話、官場話、場面話、原則話

「党」の字源<正字「黨」:黒を含んでいる。
「民」の字源→「眠」「罠」と同系。→西洋的「市民」との違い。
殷人的周人的
沿海部内陸部
多神教的一神教的
財、貨、賤、財・・・姜、美、義、祥・・・
老子・荘子孔子・孟子
[日中関係地図]

【分析の視点】
三つの目線 …鳥の目・虫の目・魚の目
三つの座標軸 ・・・世代軸・地域軸・階層軸
知・情・意と雅・俗による分類→「中国理解の三つの座標軸
摩擦抵抗、知の四象限→「中国的思考法の限界と特長

日本と中国の「時間差」
 近代国家(日)明治元年1868、(中)民国元年1912、差は44年
 内戦の終了(日)西南戦争1877、(中)国共内戦〜1949、差は72年
 オリンピック(日)東京オリンピック(1940/64)、(中)北京オリンピック2008、差は44年(68年)
 ルイスの転換点(日)1960年代、(中)2010年代?、差は50年
 平均寿命(日)男70.50歳・女75.94歳(1972)、(中)73.1歳(2008)、差は37年
 人口ボーナスの終了(日)1990〜、(中)2015〜、差は25年
 航空母艦(日)「鳳翔」進水1921、(中)原子力空母?2015〜?、差は94年

中国の強みと弱み
 意外に弱いブランド力→世界中で愛されるキャラクターは孔子とパンダだけ
 しにせ企業が育たない→「木は動かすと死ぬ、人は動いてこそ生きる」、襲名制・家元制はない
 「摩擦損失」が多すぎる→外国に出たがる中国人、1937年〜1978年の「失われた40年」、「三十年在河東、三十年在河西」

中国人とのつきあいかた(一例)
(1)ホンネとタテマエを一致させた「大義名分」を作ろう
 cf. ? > 愛国心 > 共産党
(2)現場中心の「浸透戦術」で行こう
 cf.「電撃戦」「人海戦術」「包囲攻略戦」
(3)顔の見える「拙誠」の物語を作ろう
 cf.中国人は歴史と思い出を好む、英雄とヒーロー・ヒロインの違い

2011年3月26日(土) 講座 中国人の頭の中 「西太后」の時代から考える
詳しくは「東方書店」のこちらのページ
■講座 中国人の頭の中 「西太后」の時代から考える
急速に膨張する中国。中国人の心情的国家戦略は「世界一の超大国だった大新帝国のステイタスを取り戻すこと」に尽きる。チベット問題、尖閣問題、民主化運動。現代中国の問題のは異端は、清朝に起源がある。本講座ではベストセラー『西太后』の著者が、写真スライドも利用しつつ、現代中国の起源である清朝と、そこから見えてくる中国の未来像について縦横無尽に語ります。
日時:3月26日(土)13:30〜15:30
▼会場:中央公論新社1階ホール
(東京都中央区京橋2-8-7)

 アクセス:
 東京メトロ銀座線「京橋駅」6番出口より徒歩3分/都営浅草線「宝町駅」A6番出口より徒歩3分
 東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」7番出口より徒歩8分/JR「東京駅」八重洲南口より徒歩9分
▼講座料:2,500円(要予約。満席になり次第締め切らせていただきます)
▼講師:  加藤徹(中国文化研究者)
 明治大学法学部教授。1963年、東京都に生まれる。東京大学文学部、同大学大学院で中国文学を専攻。2004年『京劇』(中公叢書)によりサントリー学芸賞を受賞。著作には、『西太后』(中公新書)、『漢文力』『怪力乱心』『中国古典からの発想』(以上、中央公論支社)の他、『貝と羊の中国人』(新潮新書)など多数。NHKテレビなどにも出演。
▼お申込み・お問い合せ:
 1.お名前 2.郵便番号 3.住所 4.電話番号 5.メールアドレス(お持ちであれば)
 以上明記の上、下記までお申込み下さい。
 ハガキ:〒104-8320 東京都中央区京橋2-8-7中央公論新社「加藤徹講座」担当石川宛
 電話:03-3563-2127(直通 月曜から金曜10:00〜17:30)
 FAX:03-3567-3904(「加藤徹講座」担当石川宛)
 メール:kato-kouza★chuko.co.jp(★の部分を@に直してください)
▼URL:http://www.chuko.co.jp/

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