人類学A 2006年度 授業進行予定表
日程 地域 内容(資料・リンク) 参考書参照ページ 04/12 (授業全体の見通し) 存在の連鎖・人類学という思想 (宇宙・生命・人類の進化史)
宇宙論的空間のスケール
→ 『Powers of Ten』進化論的時間のスケール
→『COSMOS(2)宇宙の音楽』
地球生物の中での人間の位置04/19 ヘスペロネシア(概論)
ヘスペロネシア地域概論 04/26 (蛭川学会発表のため休講) 05/03 (祝日のため休講) 05/10 インドネシア・バリ島 33-56,
204-20705/17 オセアニア(概論) オセアニア地域概論 05/24 ミクロネシア・ヤップ島 <未開>に対する蔑視とロマンティシズム
→『最後の石貨文明』(浪漫紀行地球の贈り物)245-254 05/31 ミクロネシア・ポーンペイ島 規範と逸脱の象徴論
自文化中心主義と文化相対主義
(着衣/裸 嗜好品/医薬/麻薬)※アロハシャツ(ハワイ州観光局)
※アロハシャツ党(mixi)<文明>社会の象徴的分類
→『薬物乱用と健康』(大修館)183-204 06/07 ポリネシア・ハワイ諸島 06/14 北東アジア(概論)
明治高校公開授業北東アジア地域概論 06/21 日本(縄文文化) 縄文文化の超自然観 06/28 アマゾン先住民 3-15,
265-29207/05 メソアメリカ先住民 メキシコ先住民マサテコのシャーマニズム
『意識変容の人類学』(新宿スタジオ)
『死生観の人類学』(新宿スタジオ)
『脳と心(6)』(NHKスペシャル)
07/12 ブラジル(都市) 277-281 07/19 以下、予定は随時追加していきます。
※発表済みシラバスとのヴァーチャル航海ルートの変更点
オーストラリアには寄港しないことにしました。オーストラリアの複雑な婚姻体系の密林に切り込んで行くには、群論のような高等数学を装備しなければならず、それはかなり困難な作業であることが予想されるためです。その代わりというわけでもないのですが、東南アジア・オセアニアからいったん縄文時代の日本を経由したあと、アメリカ大陸へ向かいます。これはモンゴロイドの拡散のルートを追っていく旅でもあります。
後期の人類学Bでももう一度日本に立ち寄りますが、これは、環太平洋文化の一部としての先史時代の日本と、アジアの一部として、インド・中国文化の影響を強く受けた古代以降の日本という、二つの層からわれわれ自身の文化を捉えるという観点からの配慮です。
(2549/2006-07-16 更新 蛭川立)