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- 研究プロジェクトの目的と意義
本研究プロジェクトは、営利ならびに非営利組織におけるICT(情報通信技術)の開発と利用がもたらす社会々倫理問題への事前的々事後的対応のための政策(ポリシー:具体的対応策々方法)提言研究を、学際的研究枠組みで、また海外研究者・研究組織の協力を得て国際的な研究体制を組織し、グローバルな視点とローカルな視点を融合させる中で行う。ICTへの依存度を高める今日の社会において、ICTの開発と利用がもたらす社会・倫理問題への的確な対応は、物質的・精神的に豊かな社会を構築するための喫緊の課題である。社会的影響力を持つICTの開発と利用が主として組織によって行われることと、その影響がグローバルに及ぶことは、組織に焦点を当てたグローバルな枠組みでの情報倫理研究の必要性を示すものである一方、こうした取り組みはこれまでにほとんど行われておらず、世界をリードする組織情報倫理学研究拠点の形成が目指される。
営利および非営利組織における情報倫理問題への事前的・事後的対応のための政策提言
- 情報倫理問題を単に分析するだけではなく、問題状況の解決々改善に向けた具体的な対応策の提言を行う
- 情報倫理問題:ICTの開発と利用がもたらす社会・倫理問題
- 個人の自由と自立/自律
- 知的自由
- プライバシー
- ICTプロフェッショナリズム
- ジェンダー ・・・
- 組織の社会責任
- 情報システム品質
- セキュリティ ・・・
- 個人の自由と自立/自律
社会的意義
- 現在のICT依存社会における
- 物質的・精神的豊かさの実現
- 人間的価値・人権の尊重と個の確立
- 安全・安心の確保
- 営利および非営利組織における組織目的の追求と「正しい」ICTの開発・利用の両立
- 物質的・精神的豊かさの実現
- 情報化が進行する現在、まさに取り組まれるべき研究課題
- 急速かつ不可逆性に進行する情報化
学術的意義
- 組織(特に非営利組織)における情報倫理問題に焦点を当てた研究は希少
- 日本ならびに東アジアの社会・文化的特性を積極的に考察対象に取り込む研究は世界的にも類を見ない