2. 超心理実験研究法

明治大学情報コミュニケーション学部教授
メタ超心理学研究室 石川 幹人

本章では超心理学の実験的研究法について,主にライン流の古典的実験を例にとりながら,具体的に解説する。
 まず,科学的実験方法論を解説し,超心理学の実験もそれに則って行なわれていることを述べる(2-1)。次に,ESP実験(2-2),PK実験(2-3),生体効果の実験(2-4)に分けて,それぞれに特有な実験方法を概説する。また,実験に利用される技術として,人間の生理心理的状態を測定する方法(2-5),使われる頻度は減ったが,今でも興味深い古典的な道具(2-6),それから現在では不可欠の道具となったコンピュータ(2-7)について,それぞれ述べる。最後に,実験結果をもとに主張を正当化するのに使われる統計的分析法(2-8)と,それの拡張で,複数の分析を統合してさらなる知見を得るメタ分析(2-9)について,説明する。

第2章の目次
2-1 PSI実験研究法
2-2 ESPの実験
2-3 PKの実験
2-4 生体効果の実験
2-5 生理学指標の利用
2-6 古典的器具の利用
2-7 コンピュータの利用
2-8 統計的分析法の使い方
2-9 メタ分析


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