三段論法 | (大前提)人は必ず死ぬ。(小前提)ソクラテスは人である。(結論)ゆえに、ソクラテスは必ず死ぬ。 |
擬似三段論法 | (大前提)鹿は四つ足である。(小前提)馬も四つ足である。(結論)ゆえに馬と鹿の走行能力は同等である。【あえて「大前提不周延の誤謬」を犯した詭弁 by 源義経】 |
弁証法 | (正)美男美女はちやほやされる。(反)不男や醜女にも人気者は多い。(合)人の美醜は、決定的な要素ではない。(措定→反措定→止揚) |
高次論法 | A「旗が動いている」。B「いや、風が動いているのだ」。C「旗でも風でもない。お二人の心が動いているのだ」 |
半肯定論法 | この弁当は、たしかに見栄えはよい。しかし、愛情がこもっていない。(批判したければ、まず少し褒めよ) |
半分以上肯定論法 | この弁当は、たしかに愛情はこもっている。しかし、見栄えはよくない。(批判したければ、まずフォローせよ) |
半否定論法 | この弁当は、たしかに見栄えはよくない。しかし、愛情がこもっている。(褒めたければ、まず少し批判せよ) |
半分以上否定論法 | この弁当は、たしかに愛情はこもっていない。しかし、見栄えはよい。(批判したあとに、フォローせよ) |
掉尾論法 | 確約はできませんが、最善を尽くします。←→最善を尽くしますが、確約はできません。cf.「朝三暮四」 |
反朧化論法 | 「生きのいい魚だよ」「正確には、死んだばかりの魚、でしょ」 |
逆転論法 | 「ぼくは着やせするタイプだ」「あなたの場合は、むしろ『脱ぎぶとり』でしょ」 |
根源論法 | ××問題を解決する出発点は、まず「××」という発想を疑い、これを捨てるところから始まる。 |
卑近化 | 東洋史のいわゆる冊封体制とは、要するに、ヤクザ社会の親分子分の関係と同じだ。 |
普遍化 | これは一見すると小さな問題だが、実は、人類の社会が長年かかえてきた大問題と、根底において連動している。それは・・・・・・ |
転嫁論法 | 結局、この問題の根本的な原因は、日本の社会が腐っていることにある。 |
正論 | 他人を非難しても、自分を正当化することにはならんぞ。 |
極論 | さよう、長期的に見れば、われわれはみな死んでいる。(第二次大戦前、将来の予測を記者団に聞かれたときのケインズの言葉) |
暴論 | この世は私のためにある。 |
直観 | 彼はきっと出世する。なぜなら、目の輝きが他の男とは違う。 |
類推 | 犬は、逃げる者を見ると本能的に追いかける。私が逃げるふりをすれば、彼はきっと私に夢中になる。 |
帰納 | 渋谷は若い人が多い。新宿も若い人であふれている。現代の繁華街の条件の一つは、若い人がどれほど来たがるか、ということだろう。 |
演繹 | 人間は、自分に欠けているものに憧れる。自分の社会的地位にコンプレックスを懐く人間は、おそらくブランド志向が強い。 |