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★『法華経』序品第一に、「無量義」という名の謎の大乗経典が出てくること。などである。
鳩摩羅什訳『法華経』序品第一に「是時日月燈明佛。説大乘經。名無量義教菩薩法佛所護念。説是經已。即於大衆中結加趺坐。入於無量義處三昧。」「時佛説大乘、經名無量義」云々とある。
中国人は、この「無量義」
★『無量義経』本文に「四十余年未顕真実」(し/じゅう/よ/ねん/み/けん/しん/じつ)という文言があること。
「じつは私・釈迦は、今まで四十年余りのあいだいろいろなお経を説いてきたが、あえて真実はいままで説かなかった」という趣旨のこの言葉は、天台智(てんだい・ちぎ、538年-598年)が「五時八教」説で主張した「釈迦は在世中にさまざまな経を説いたが、最後に、最も重要な真実を『法華経』として説いた」という説と合致する。
無量義経に莟む花 霊鷲の峰にぞ開けたる霊鷲山(りょうじゅせん)、三十二相、四十二品(「仏は四十二品の無明と申す闇を破る妙覚の仏なり」――日蓮「法蓮抄」)は仏教用語。
三十二相は木実にて 四十二にこそ熟りにけれ
ムリョウジュキョウにツボむハナ リョウジュのミネにぞヒラけたる
サンジュウニソウはコノミにて シジュウニにこそナりにけれ
大哉大悟大聖主 無垢無染無所著 天人象馬調御師 道風徳香薫一切 智恬情泊慮凝静 意滅識亡心亦寂 永断夢妄思想念 無復諸大陰界入 其身非有亦非無 非因非縁非自他 非方非円非短長 非出非没非生滅 非造非起非為作 非坐非臥非行住 非動非転非閑静 非進非退非安危 非是非非非得失 非彼非此非去来 非青非黄非赤白 非紅非紫種種色 |