アコーディオンの小部屋
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これからアコーディオンをはじめる人へ

Some advices for the accordion biginners in Japan



1997年11月7日開設 Last Update 2007-12-01
すでにご自分でアコをおはじめになっているかたには、目新らしい情報は書いてありません。このページはお読み飛ばしください。[表紙のページに戻る]


This page provides some information for the accordion biginners in Japan. Such as "Where can you touch and try to play the accordions?""How do you get the information and knowledge about accordions ?". Because these contents are available only in Japan(or only by the people who understand Japanese language), so English summary of this page is omitted.[Back to the Top Page]

 ぼく自身もアマチュア愛好者にすぎませんが、これからアコをはじめたいという人のために多少でも参考になればと思い、自分の体験をもとに「余計なお世話」を書いてみることにします。

まずは情報収集



  1. ネットを活用する
     アコーディオンのサイトというと、ぼくがこの「アコーディオンの小部屋」を立ち上げた1996年までは、ほとんど海外の英語で書かれたものばかりでした。ところが1997年に入ると日本国内でもアコーディオンのサイトが雨後のタケノコのように立ち上がってきました。
     アコ関係のHPやブログは、弊サイトの「リンクコーナー」に載せきれないほど、どんどん増えています。
     動画投稿サイトで、キーワード「アコーディオン」「accordion」などと入れて検索すると、厖大な量の動画を無料で視聴することができます。 内容は玉石混交ですが、日本では見られないタイプの珍しいアコーディオンの動画などもあります。
     英語のサイトですけれども、毎週金曜更新の「アコーディオン・ウィークリー・ニューズ」や、アコーディオンのニューズグループである「rec.music.makers.squeezebox」(ここをクリック)などを閲覧、あるいは投稿してみるのも良いでしょう。
    参考ミニリンク 詳しくは弊サイトのリンクページのこちらもどうぞ。

  2. 本や雑誌で情報収集
     アコーディオン関係の参考書は、ギターやピアノのにくらべると極端に少なく、がっかりします。
     そんな中で、弊サイトのアコの参考書欄にかかげた2冊の本「アコーディオンの本」と「アコーディオン愉(たの)し」は名著です。前者は図書館などで閲覧できます。後者は東京の谷口楽器などで販売しています。
     以前は「アコーディオン・ジャーナル」など紙媒体の雑誌がありましたが、現在ではネットなどに取って代わられてしまいました。
     現在でも読めるものとしては、日本アコーディオン協会など、アコ団体の会員向けの機関誌などがあります。

  3. CDやビデオを買う
     普通のCD屋さんに行っても、店頭に並んでいるアコのCD・ビデオは意外に少ないのが現状です。
     アコを大々的に扱っている楽器屋さん(団体・楽器店紹介参照)に行くか(地方在住の人には通販もしてくれます)、アマゾンなどネット通販で「アコーディオン」等のキーワードで検索するのが、最も便利です。
     なおインターネットを利用すると、一部のCDについては、ネット上でサンプル音源を試聴できるなどの利点があります。

  4. アコの教室・イベントを見学する、電話で問い合わせる
     インターネットや書籍・雑誌で基礎知識を得たら、今度は実際に楽器を弾く様子を見学してみましょう。
     近くにアコのサークルや教室があったら、連絡をとって見学させてもらうとよいでしょう。教室を見学し、自分とさして変わらない条件の人がアコを演奏する姿を目のあたりにすることで、きっと良い刺激を受け、自分なりのヒントをつかむことができるでしょう。
     また、アコの演奏会とか、アコ演奏者が集まるイベントに参加するのも良い方法です。
     JAA(日本アコーディオン協会)のホームページには、イベントや、各地のアコ教室、無料講習会の情報が載っています。
     また、毎年行われるイベントとしては、東京の関東アコーディオン演奏交流会、大阪の関西のビバ・アコーディオンなども有名です。
     このほか、喫茶店などでアコ奏者が集まるつどいなどが持たれる場合もあります(例えば、東京都立川市の「アコーディオン喫茶かるふーる」のように)。

     一口にアコーディオンといっても、鍵盤の幅や楽器の重量、左手のボタンの配列の仕方など、実にさまざまな種類があります。自分にあった種類のアコを見つけるためにも、ぜひ、実際に各種のアコを触ってみましょう。
     アコを置いている楽器店で、店員の説明を受けながら試奏することです。
     楽器店によっては、商品宣伝も兼ねたアコの無料講習会を定期的に開いているところもあります(東京の「トンボ楽器・アコーディオンセンター・ショールーム」など)。

     また、上述のJAAなど、アコ団体・アコ教室主宰の体験講座などもけっこう頻繁に行われているので、活用するとよいでしょう。

     あと、これは楽器全般についても言えるエチケットですが、普通、アコ弾きは自分のマイ楽器をやたらと他人に触ってもらいたくないものです。
     例えばアコの場合、鍵盤やボタンを押さず強引に蛇腹つまり「ふいご」を押し弾きすると、一発で「空気漏れ」の原因になります。
     また、アコは意外に重い楽器なので、もし初心者がアコを持ち上げた途端ゆびがすべって床のうえにグシャ・・・などという状況になったら、それこそ悲惨です。
     ちなみに、ギターなどと違ってアコは自分で調律ができない楽器です。
     リード楽器の特長として、普通に使っているぶんにはそう調律に気をつかわなくても平気なのですが、例えば床に落とすなど事故でリードが狂うと、調律の技術を持つ楽器店に修理に出さねばなりません。あいにく、ピアノの調律師と違い、アコの本格的な調律技術をもつ楽器店は日本全国で数軒しかありません(ふつう近所の楽器店にアコを修理に出すと、実は中間搾取されたうえ、こうした少数の楽器店に送られるのです)。
     許可をもらってアコを弾かせてもらうときは、赤ちゃんをだっこするように注意深く扱うようにしましょう。

     この点、上記の無料講習会や、サークル・教室の「貸しアコ」を利用するのは、気が楽です。

インターネットを駆使して
アコーディオンの「音(おと)モダチ」を作る



 アコを習ったり演奏したりするうえで、ある意味で「先生」以上に大切なのが、いわゆる「音(おと)モダチ」です。
 例えば、アコを買おうと思ってパンフレットを見たとしても、やれ「チャンパー・トーン」だの「フリー・ベース」だの「ミディ対応」だの、わからない言葉の洪水で困った経験のかたも多いのではないでしょうか。
 そんなとき、周囲に気軽に質問できる友だち(先輩)がいれば、とても助かります。
 もちろん周囲にアコーディオンを弾く人がいればそれに越したことはありませんが、アコは日本ではまだ比較的マイナーな楽器なので、なかなかそうも行きません。
 弊サイトの「アコーディオン掲示板」などの「掲示板」(電子井戸端会議)で、情報交換を楽しむのもよいでしょう。
 これらの掲示板は「仮名(かめい)」や「匿名(とくめい)」でも投稿できるので、自分の性別も含めてプライバシーを守ることができます。

 さらに進んで、ご自分でアコのHPなりブログを立ち上げてしまうのも、一つの手です。



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