金子元孝「アコーディオン愉(たの)し」
定価 1,000円+消費税
1996年 初版 日本音楽協議会
1997年4月 再版 日本音楽協議会
1999年4月 第3刷 増補改訂版 新社会文化出版会
2004年6月 第4刷発行
日本のアコ界を代表するプロ中のプロの手になる異色のエッセイ集。
世界的にみても、教則本や楽譜は別として、アコーディオニストが書いた本は珍しい。内容は「アコーディオンって独奏楽器? それとも伴奏楽器?」「アコはむずかしいか、やさしいか?」「下手くその原因をさぐる」「薬指が問題」「悪い癖をクリーニングする」「民族性が出ている生産国」ほか盛りだくさんで、興味がつきません。また、銀座の店でアコを弾いていたころの体験談---金子先生のアコ伴奏で中曽根元総理は「ギンギンギラギラ夕陽が沈む」と歌い、故・岡本太郎は踊った---など、思わず笑ってしまうエピソードも満載です。アコ以外の楽器をする人も必読。
最新版=増補改訂版は、表紙が立派になったほか、中味の文章や写真、イラストも増えています。
購入・お問い合わせは、
出版元の新社会文化出版会(174-0072東京都板橋区南常盤台1-23-17 電話03-3554-3043)
か、直接著者である
金子先生(こちらをクリック)
までどうぞ。
ちなみに本書は、同じく金子先生の
CD「ビアホールの騒音(ざわめき)の中で--あるアコーディオニストの若き日」シリーズ
と併せて聴くと、興味倍増です。
十年前の「ベルマンズポルカ」演奏映像ビデオ、ステレオ音源で復活! 収録演奏曲:一晩中踊り明かそう、パリの空の下セーヌは流れる、ビバ・エスパーニア、乾杯の唄、夜のタンゴ、アコーディオニストの夢、三連符ポルカ、小鳥たちの朝、古きパリの岸辺に、愛の賛歌、など。 アコーディオン演奏:金子元孝 バイオリン:佐藤寛 ピアノフォルテ:岡田真紀子 唄:関京子 ベルマンズ・ポルカの常連さんでクロマチック・ボタン・アコを習っていた人が、金子先生の指使いを記録して自習するため、8ミリビデオで撮影した幻のビデオ。 アコーディオン弾きのあいだで今も伝説として語り継がれている店「ベルマンズ・ポルカ」。 その懐かしい映像が、ビデオで蘇りました。 金子先生の指使いが、バッチリ写っています。ボタン・アコのみならず、鍵盤式アコの学習者にもお勧め。 お申し込み・お問い合わせは、2004年12月くらいまでに金子先生(こちらをクリック)までどうぞ。 なお値段は「郵送費+材料費実費」くらい、と格安です(要問い合わせ)。 |
アコーディオンという楽器、音楽、ミュージシャンについて、過去から現在まで、また世界各地のエスニック音楽まで、網羅的に解説した力作。著者の渡辺氏は卓越した語学力の持ち主で、海外の一次資料を駆使しています。「本邦初のアコーディオンの本、この楽器に関する縦横無尽な内容であり、必要にして十分の一冊」という金子元孝先生の評語(本書2頁)は過賞ではありません。
ちなみに、この本についてはTAM(東京アコーディオンメイツ)のHPでも紹介されています。ここをクリック。