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コンサーティーナ入門 FAQ

最初の公開2011-10-23　最新の更新2017/8/15
【問】10万円未満のコンサーティーナは「まがいもの」って言う人がいますが、本当ですか？
【答】そういう意見もあります。これは、ラーメンと対比するとわかりやすいでしょう。
　以下の値段は、仮想的なもので、実勢価格を反映したものではありません。
ラーメンコンサーティーナ
上生麺タイプ
ラーメン屋さんの「本物のラーメン」		約500円 craftsman-made　本格モデル
機構もリードも本格的		約50万円
中ノンフライ麺タイプ
生麺の食感にちょっと似た、乾麺。カップ麺。		約200円 hybrid model　中間モデル
機構は本格的、リードはアコーディオンのを流用		約20万円
並フライ麺タイプ
普通のインスタントラーメン。油で揚げた乾麺。袋麺。		約90円 student model　入門モデル
機構もリードもアコーディオンのを流用		約9万円
　コンサーティーナについて論じる前に、ちょっと質問。
　ラーメン屋さんで出す生麺タイプのラーメンだけが「本物のラーメン」で、即席麺は「まがいもの」なのでしょうか？
　答えは、イエスであり、ノーです。
　少なくとも、私にとっては、即席麺も、立派なラーメンです(きっぱり)。
　私だけではありません。藤子不二雄の漫画『オバケのQ太郎』に出てくるラーメン好きの「小池さん」が食べてるのは、 即席麺です。生麺ではありません。
　韓国料理のプデチゲ(部隊鍋)に入れる「ラーメン」は、即席麺です。日本の韓国料理店では「日本人の客は、即席麺を入れると安っぽく感じる」という理由で、生麺の ラーメンをプデチゲに入れて出すところもありますが、生麺はアクが出るので鍋がまずくなります。
　生麺も、即席麺も、両者の中間のグレードであるノンフライ麺タイプの高級カップ麺も、どれも立派なラーメンであると、私は思います。
　しかし、世の中には、そのように考えない人もいます。私は「生麺だけがラーメンだ。即席麺は邪道だ」と主張する人がいることも知っていますし、 そう主張する人の心情や論理も、同調はできませんが、理解はできます。
　生麺には生麺の、即席麺には即席麺の味の良さがあるので、それぞれ、うまく使えばいいのです。
　コンサーティーナも、同様だと思います。
　詳しくは[こちら]も御覧ください。
高級ブランドのコンサーティーナ(30ボタンのCrabbモデル)と、廉価版(バスターリW-40-M。筆者の愛器)。高円寺のアイリッシュ・パブにて。
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　アイリッシュ・パブでのセッションでは、正直、バスターリでは、クラブモデルに「弾き負け」しがちです。
　逆に、オープンマイクでのアニゲー音楽のセッションなどでは、音量やボタン鍵盤数から言っても、バスターリの40ボタンのほうが有利になるはずです(クラブモデルのコンサーティーナでアニメやゲーム音楽を弾く人をまだ見たことがないので、以上の状況は推定ですけれども)。
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