WEBページのちょっと進んだデザイン技術



 画面のレイアウト

■画面を複数のブロックに分割する方法には、表機能を使うほかに、フレーム機能を使うことができ、サイト全体の目次などをつねに表示しておくのに役立つ。ただし便利なように見えるフレーム機能も使いすぎると作るがわはページの相互関係がわかりにくくなったり、見るがわの環境によっては見苦しくなることもあり、また現在表示されているページのURLがわからない、ブックマークができないなどの問題も生じる。検索エンジンとの相性も問題である。

■ページの背景はある一色で塗りつぶすのがふつうだが、背景に壁紙画像を張り込むこともできる。ただし画像がページより小さい場合には同じ画像が繰り返されるので、つなぎ目が不自然にならないようにしなければならない。また壁紙があまり派手すぎるとかんじんのコンテンツのほうが埋もれて見にくくなるので乱用には注意。

※ページの背景には、画像だけでなくBGM的なサウンドを入れることもできる。(ホームページビルダーにはMIDI形式のBGMが付属している。MIDI形式については音声情報処理のページを参照のこと)

 文字のレイアウト

■HTMLではワープロソフトと同じように文字のスタイルや位置を設定できるが、ワープロソフトほど細かい設定はできない。これには積極的な意味があって、ワープロソフトの場合は印刷することを前提としているが、WEBページの場合には見る側が文字のレイアウトをある程度自由に調整できるような余地を残しておくためである。

■しかしその後、ワープロ並みに細かくテキストのスタイルを設定できるように後から付け加えられたのがスタイルシート(CSS)である。スタイルシートを使うと、例えば行間を空けて文字を読みやすくするなどの調節ができるが、さまざまな機能を使いすぎると逆にそのぶんブラウズする側の自由度を減らしてしまうことになる。またブラウザの種類やバージョンによって対応している機能がまちまちで、ブラウザによっては作者の意図通りに見ることができない場合もあるので注意が必要。