for students学生の皆さんへ

Messageメッセージ

何か物を作るには必ず材料が必要になります。その材料の性能は材料内部のミクロな現象とつながっているため、これを知ることで高性能化につなげることができます。また近年はスマートマテリアルと言われる外部刺激に応答する材料の研究が世界中で行われています。材料そのものがセンサやアクチュエータになるなど、様々な機能を持つ可能性があります。そのようなスマートマテリアルが将来様々な場面で役立つようになると考えられます。私は材料にはまだまだ未開拓の未来が広がっていると考えています。

材料でできている物体はどんなに小さい力でも必ず変形します。見た目には全くわからないような小さな変化も測定できれば、材料に対して何が起きたのか、材料の中で何が起きたのかを知る助けになります。
光計測は物体のわずかな変形を測定するのに適した方法です。光計測技術はそのポテンシャルは高いのですが、まだまだ課題があります。それらを解決し光計測技術をさらに発展させることができれば、材料内部の現象解明や材料評価技術、非破壊検査技術への応用が可能となります。

材料や光計測に興味がある方はぜひおもしろい研究を一緒にやりましょう。

Outline研究で実施すること

研究テーマによって組み合わせは変わりますが、各種材料試験、材料の変形シミュレーション(有限要素解析、分子動力学法)、実験装置設計製作、材料合成、材料組織制御、材料組織観察、レーザ干渉実験、画像処理、画像処理プログラム開発など様々な事を行いながら研究を進めます。

lecture担当講義

有川の主な担当講義を紹介します。(2021年度現在)

  • 工業力学1・演習学部1年次春学期 高校物理よりも実際に近い問題や発展した問題を扱います。機械系の力学科目の基礎となる内容ですのでしっかり勉強してください。
  • 材料学学部2年次秋学期 機械を作るうえで欠かせない材料について力学的特性やその特性が発現するメカニズムを理解し、材料を適切に選定できるようになることを目指します。
  • 機械情報工学実験1学部3年次春学期 「材料システム実験」を担当しています。実験内容は「はりのたわみ」と「応力集中」です。いずれも将来設計者になり材料を扱う者には非常に重要な内容です。
  • 機械情報工学実験2学部3年次春学期 「材料システム実験」を担当しています。実験内容は「引張試験」と「硬さ試験」です。いずれも将来設計者になり材料を扱う者には非常に重要な内容です。
  • 機械材料学特論1博士前期課程春学期 金属材料を中心にその力学特性や材料機能を得るための材料設計方法および組織制御方法について学びます。組織制御の実習も行います。
  • 機械材料学特論2博士前期課程秋学期 近年様々な用途に使用される非金属材料について代表的なセラミックス材料、高分子材料、複合材料の構造や製造方法およびそれらの機械的性質について学びます。

Place of Employment主な就職先

  • 京セラ
  • 日本製鉄
  • 日立化成
  • パナソニック
  • 日立製作所
  • YKK AP
  • クボタ
  • 荏原製作所
  • NTN
  • 富士フィルムメディカル
  • 森永製菓
  • アサヒ飲料
  • あいおいニッセイ同和損害保険
  • その他
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