曲線曲面論 (2015年度)
Last modified: January 18 201 6
明治大学理工学部2年16組向けに開講されている講義で,曲線と曲面の微分幾何を扱います。
開講曜日・教室
月曜3時限(0305):16組
連絡事項
- 11/9 宿題を出しました.
- 10/19は休講です.
講義の記録
- 9/21 平面曲線とは
平面曲線の数学的扱いについて説明した.
配布物:演習プリントNo.1
- 9/28 平面曲線の長さ
平面曲線の長さを求める公式を導き,演習を行った.
配布物:演習プリントNo.2
- 10/5 パラメータの取り替え,弧長パラメータ表示
前半で曲線の長さがパラメータの取り替えで不変であることを示した.後半で曲線の自然なパラメータ表示として弧長パラメータ表示を説明した.
宿題について:演習プリントNo.3を解き,次回(10/12)に提出すること.
- 10/12 曲率
曲線の曲率について説明した.
宿題について:演習プリントNo.4を解き,次回(10/26)に提出すること.
- 10/26 曲率
一般のパラメータによる曲率の表示について説明し演習を行った.
配布物:演習プリントNo.5
- 11/2 フルネの公式,曲線論の基本定理
前半でフルネの公式を説明した.後半で曲線論の基本定理を証明し,演習を行った.
配布物:演習プリントNo.6
- 11/9 閉曲線の回転数
閉曲線の回転数とホイットニーの定理について説明した.
宿題について:演習プリントNo.7を解き,次回(11/16)に提出すること.
- 11/16 空間曲線
空間曲線を定式化した.また,空間曲線について曲率と捩率を定義した.
配布物:演習プリントNo.8
- 11/30 空間曲線論の基本定理
フルネ・セレの定理を説明した.その応用として,捩率が平面曲線とのずれを量る量であることと,空間曲線論の基本定理を証明した.
宿題について:演習プリントNo.9を解き,次回(12/7)に提出すること.
- 12/7 曲面と表面積
曲面を定式化し,表面積を求める公式を説明した.
宿題について:演習プリントNo.10を解き,次回(12/14)に提出すること.
- 12/14 曲面の曲がり具合 -2変数関数のグラフの場合
2変数関数のグラフが原点でxy-平面と接する場合に,グラフの原点の近傍の形状がHesse行列の行列式の符号で判別できることを証明した.
宿題について:演習プリントNo.11を解き,次回(12/21)に提出すること.
- 12/21 Gauss曲率
曲面のGauss曲率を定義し,曲面の各点の近傍の形状がその点におけるGauss曲率の符号で判別できることを証明した.
宿題について:演習プリントNo.12を解き,次回(1/18)に提出すること.
- 1/18 Gauss曲率の性質,Gaussの驚きの定理
前半で曲面のGauss曲率がパラメータ表示の取り方に依らないことを示した.後半でGaussの驚きの定理を紹介した.
2014年度の講義の内容はこちら
takahiko@meiji.ac.jp
(@はASCIIの@に変える)