幾何学セミナー

場所:明治大学生田キャンパス
世話係:野原雄一、吉田尚彦


Last updated 22 November 2022

11月25日(金)16:30 - 18:00, 第二校舎6号館6706

三田 史彦 氏(学習院大学)

トーリック退化を用いたファノ多様体のミラー構成について

概要: ファノ多様体のミラーはランダウギンズブルグ模型と呼ばれる非コンパクトなカラビヤウ多様体とその上の正則関数の組になることが期待されている。 一方ファノ多様体の単調ラグランジュトーラスからはポテンシャル関数と呼ばれるローラン多項式が定まり、これはミラーのザリスキー開集合を定めると考えられている。 本講演ではファノ多様体がトーリックファノ多様体に退化する場合に自然に構成される単調ラグランジュトーラスのポテンシャル関数のニュートン多面体を決定する。 また時間が許せばこれを用いた深谷圏の計算への応用について説明する。


2021年度の幾何セミナーの記録