明治非線型数理セミナー

2011年度までRDSセミナーとして開催してきたセミナーを,2012年度は明治非線型数理セミナー(キックオフイヤー)として開催しました.2013年4月に総合数理学部現象数理学科が開設され,ここに,新たな気持ちで明治非線型数理セミナーをスタートしていきます.理工学部数学科と2学科協働で新たな非線型数理のあり方を模索しながら情報発信していく所存です.場所は,中野キャンパスと生田キャンパスの両方を使用予定です.

生田キャンパスへのアクセス (Access to Ikuta campus) / Ikuta campus map
中野キャンパスへのアクセス (Access to Nakano campus) / Nakano campus map

2017.4.18 (火) 16:00〜17:00@中野キャンパス6階研究セミナー室3
2017年度第3回明治非線型数理セミナー
講演者: Chao-Nien Chen (National Tsing Hua University)
『Traveling pulse solutions to FitzHugh-Nagumo equations』
概要:Particle-like structures are commonly observed in physical, chemical and biological systems. Depending on the system parameters and initial conditions, localized dissipative structures may stay at rest or propagate with a dynamically stabilized velocity. In this talk we give an existence result for the traveling pulse solutions to FitzHugh-Nagumo equations.

2017.4.11 (火) 15:30〜17:45@中野キャンパス6階研究セミナー室3
2017年度第1-2回明治非線型数理セミナー
講演者1: 小林俊介 (明治大学) 15:30〜16:30
『積分項つき反応拡散系に現れる振動解とカオティックな解』
概要:本講演では,積分項をもつ反応拡散系に対する分岐解析の結果を報告する. 特に自明解からの局所分岐を調べることで,非自明解から振動解やカオティックな振る舞いをみせる解が分岐しうることが分かる. 平衡点同士を繋ぐ軌道がカオスの発生に深い関わりをもつことはよく知られているが, そのような軌道を線形化作用素が多重に0固有値をもつパラメータに着目することで探し出すことが可能であることを紹介したい. これらは空間1次元における結果であるが,空間2次元における分岐解析結果も紹介したい. 本研究は坂元孝志氏(明治大学)との共同研究に基づくものである.
講演者2: 榎本翔太 (明治大学) 16:45〜17:45
『Slip境界条件における圧縮性Navier-Stokes方程式の解の安定性について』
概要:圧縮性流体の運動を記述する圧縮性Navier-Stokes方程式は準線形双曲-放物型方程式であり, その解もまた双曲-放物型の性質を有している.本講演では2次元無限層状領域における圧縮性Navier-Stokes方程式の静止定常解の安定性をslip境界条件下で考察する. このとき,静止定常解の周りの解が1次元の熱核と同じ減衰率で減衰し, その漸近的主要部は時間無限大で1次元の粘性Burgers方程式の自己相似解の重ね合わせによって記述されることを示す. この結果によってslip境界条件下では解の漸近挙動として双曲型の性質が現れることを示す. 本講演は隠居良行氏(九州大学)及びAblizi Aihaiti氏(九州大学)との共同研究に基づく.

前年度までの明治非線型数理セミナー


このセミナーは,
・科研費基盤研究(B)「反応拡散系および自由境界問題の解のパターンダイナミクスの解明」(研究代表者:二宮広和)
・科研費基盤研究(B)「均質化法と連鎖反応理論による電気化学触媒反応の数理モデル構築」(研究代表者:小川知之)
・科研費基盤研究(B)「雪氷現象に現れる移動境界問題の数理解析」(研究代表者:矢崎成俊)
の補助を受けています.


世話人
 榎本翔太,山本宏子 (明治大学先端数理科学インスティテュート)
組織委員
 名和範人,坂元孝志,佐々木多希子,渡辺浩,矢崎成俊 (明治大学理工学部数学科)
 Elliott Ginder,二宮広和,小川知之 (明治大学総合数理学部現象数理学科)