ＩＣＴメディア編集Ⅱ 2025年10月24日
アニメーション作成の考え方
コンピュータアニメーションは，画面のシーンや画面内の物体やテキストの変化を画像の切り換えで見せることが基本といえます．
アニメーションの作成にあたっては，画像として，CG（Computer Graphics；コンピュータを使って作成した画像やコンピュータに取り込んだ画像やそれを加工した画像など），すなわちディジタル画像を使用します．
画像の中身は，作成した絵や図形，写真，テキスト（文字）などでよって構成されることになります．
アニメーション自体も何らかの目的があって作成するものですから，その目的にしたがって，画像を構成するものやそれらの変化や表現の方法も異なってきます．
以上をふまえた上で，アニメーションの作成にあたっては，以下のような手順が考えられます．
［手順］
アニメーションの目的，内容の明確化
·
（物語の表現，動きの表現，バナー，広告，説明，スライド，アルバムなど）
シナリオ設定
·
絵コンテ（画面をカットごとに絵で示した台本）を作成し，シーンや動きの構成と変化などをどうするのか，テキストの表現をどうするのかなどを検討して，シナリオを作成していきます．
素材の準備
·
シナリオに沿った素材（CG，テキストなど）を用意します．
画像配置と調整
·
アニメーション作成用のソフトウェアを用い，シナリオに沿って，素材を時系列で配置し，変化などを実際にアニメーションの表示をプレビューしながら画像の表示時間や変化の調整を行っていきます．
·
アニメーションの画像の1つ1つを描いて用意して作成することも，アニメーション作成用のソフトウェアを用いて，キーとなる画像から自動的に生成させることで，省力化することもできます．