グラフを含む資料作成のポイント
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印刷物用(論文用)とプレゼン用(講演用)の資料は異なる.例えば,グラフの作成において,印刷物では数値データの詳細を正確に示す必要があるが,プレゼンのスライドでは,指摘したい変化などが読みとれれば,数値を記述は,むしろ邪魔になる.
例:プレゼン用(上)と印刷用(下)の違い
2. 資料作成の目的,何を主張したいかを明確にする.
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資料のタイトル,要約をまとめてみる.
3.
上記の目的,主張にそった材料をそろえて選択する.
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目的や説明の文書,説明図,写真,主張の根拠となる数値データ,数値データを基にしたグラフなどを準備し選び出す.
4.
使用する場面に応じた資料内容の検討を行う.
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印刷とプレゼンの資料は異なるが,内容の組み立ても異なる.それぞれ,紙面や時間の制約がある.しかし,導入部分(はじめに)と結論(まとめ)は,きちんと主張が表されているかが重要である.
5.
資料のバランスや見た目を確認する.
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作成した資料に対し,導入からまとめまでの内容のバランス.写真やグラフなどの素材と文章のバランス,それらの紙面やスライド上での見た目やバランスが重要である.
これまでに説明している,文字組みによる可読性,視覚度,ジャンプ率,図版率などに注意が必要である.
6.
最終チェックを行う.
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できあがった資料を見て,上記の1から5までを再確認する.