(先週の復習)
グラフ表現の選択の問題についての回答
【問題設定】 7832人の夫婦に対して,子供の人数を訪ねたアンケートを行いました.この結果をグラフ化しようと思いますが,以下に示したグラフの表現(イ)〜(ホ)では,どれが一番良いと考えますか? また,その理由をそれぞれのグラフごとに,考えてみましょう.
どんなグラブ表現が良いのかは,このアンケートの結果として,相手側にどのようなことを伝えたいか,また,情報として,十分かということを意識してみてください.
【回答例】
それぞれのグラフについて、良し悪しのコメントを付けています。
(イ)
これは縦棒グラフであり、アンケートの結果として、子供の人数の大小は示されています。ただし、子供の人数ごとの回答者の正確な数は示されておりません。また、縦棒グラフの縦棒が隣と接していますが、これは、間の1.5人などの値は考えられないため、このことを明確にするためにも縦棒が隣と接しないようにした方が良いことになります。
(ロ)
これは縦棒グラフであり、アンケートの結果として、子供の人数の大小と、子供の人数ごとの回答者の正確な数が示されています。また、縦棒グラフの縦棒が隣と離れており、子供の人数が整数としてみることができます。最低限のアンケート調査の結果を示すグラフとしては良いことになります。
(ハ)
これは折れ線グラフで、横軸は主に時間等の連続したものを表す時に使用するものである。今回のアンケートの結果としての横軸は、子供の人数であるため、連続しておらず、また、整数になり、1.5人などの値は考えられない。そのため、このグラフ表現は、間違っていると言える。また、この中で一番悪い例である。
(ニ)
これは円グラフであり、子供の人数ごとの回答者の割合も示されている。アンケート調査の結果として、その人数を回答した人の数や割合を示しており、円グラフを用いたことから、子供が2人の家庭が半円を超えており、50%以上であることが一見しただけでわかる。また、この中で一番良い例である。
(ホ)
これは、帯グラフであり、子供の人数ごとの回答者の割合が示されている。アンケート調査の結果として、その人数を回答した人の割合は示してあるが、子供の人数を回答した人の数は示されていない。割合だけを示すのでは良いが、記載すべき情報が不足していると判断できる。
※ 先週、Oh-o! Meijiシステムのアンケートで回答していただきましたが、いかがでしたでしょうか