グラフの作成(1)

 

現在、パソコンやワープロを用いて容易に作表・作図ができるようになっています。

プレゼンテーションにおいて、非常に重要なものとしてアピール性の強いグラフ作成があげられます。

グラフの作成には、一般に表計算ソフトウエアが用いられ、講義の演習用に用いているMS−Excelにおいても、強力なグラフ作成機能を持っています。ここでは、数値データをグラフ化することの利点、グラフの活用、作成要領、代表的なグラフの種類について述べます。

 

1.数値データをグラフ化することの利点

 

数字を視覚化できる

 

要素間の新たな関係を浮かびあがらせることができる

 

アピール性が強く視覚に訴えたプレゼンができる

 

2.グラフを活用する場面

 

発表、報告書、説得のための材料

 

比較、変化の認識、傾向予測、目標管理に活用

 

 

3.グラフの作成要領

 

0.適切な資料の使用――正確で信頼性のあるデータの入手

1.作成の目的 ―― 何を表したいのか明確にする

2.グラフの選定 ――― 目的によってグラフの種類を決定する

3.縦・横の目盛比率、最高目盛の決定

o   座標・タテ軸・ヨコ軸

タテ軸(y軸):数値軸(数量や金額、百分率などの数値区分)

ヨコ軸(x軸):項目軸(年月日、時間、品名、部門名などの名称区分)

o   目盛

タテとヨコ軸の目盛比率のバランスを考慮:グラフに使用する数量の最大、最小値を目安に決定する

中断線()を使用:数値のほとんどが高い値を示す場合は低い方の目盛の一部を省略する

 

4.図名、単位の明記:特に忘れがちなのは単位です.これが無いと大きさなどが具体的にわかりませんので,注意しましょう.

o   タイトル、単位、タテ軸・ヨコ軸項目、グラフ線説明、引用資料名、作成年月日、凡例等

 

 

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