資料作成のポイント(3)
彩色について
プレゼンテーション用の資料やWebページの文字や地の色を決めるには、文字などの見やすさの程度「可読性」が問題となります。一般に背景と文字の明度差が大きければ大きいほど可読性もあがります。
配色の方法について、色の使い方次第で様々な効果が得られます。以下に例をあげてみます。
(文字 R : G : B 背景 R : G : B):1.0を最大値として表示
a.補色により、文字も背景も鮮やかに見せる。
(文字 1.0 : 1.0 : 0.0
背景 0.0 : 0.0 : 1.0)
b.進出色と後退色を用いて文字を突出させて見せる。
(文字 1.0 : 1.0 : 0.0 背景 0.0 : 0.0 : 0.5)
c.背景の彩度をおとしてより文字を鮮やかに見せる。
(文字 1.0 : 0.0 : 1.0 背景 0.5 : 0.5 : 0.5)
d.明度差を大きくして視認度を上げる。
(文字 1.0 : 1.0 : 1.0 背景 0.0 : 0.5 : 0.0)
e.色相差、明度差を少なくして視認度を下げる。
(文字 0.5 : 0.8 : 0.5 背景 0.0 : 1.0 : 0.0)
看板やポスターなどでも、可読性をあげるための配色の工夫がいろいろとされています。