資料作成のポイント(2)

 

視覚度視覚度とは,文字や写真,イラストなどによって生じる見た目の影響力のことを指しています.見た目の影響力や印象が強いほど,視覚度が高い(強い)ことになります.

視覚度の高低(強弱)は,一般的に文字,写真,イラストの順で高くなるといわれ,写真でも内容によって視覚度の強弱が異なり,見る人の興味や嗜好でも異なってきます.一般的に,風景写真(雲や海など)は視覚度が低く,人物写真(顔のアップなど)は視覚度が高いといわれます.また,明快なイラストが最も視覚度が高く,強い印象を与えるといわれます.

視覚度を高くすると,読みやすく,親しみやすくなるといわれますが,内容に合わせ,また,アピールしたいものに合わせた視覚度の調整が必要となります

説明: 説明: 03_211

(図は文部科学省情報科関連資料からの引用)

 

 

 

ジャンプ率ジャンプ率とは,本文や見出しの文字の大小や,写真などの大小の比で,本文や小さい写真を基準とした比率のことです.

一般的に,ジャンプ率を上げると,活気があり,親しみやすく,要点などが読みやすいものとなります.ジャンプ率を下げると,おとなしく,上品で格調高くなりますが,読みづらくなります.写真の場合にもアピールしたいものを大きくすることで,ジャンプ率を上げることで視覚効果を大きくし,印象付けることが可能です.

説明: 説明: 03_212

(図は文部科学省情報科関連資料からの引用)

 

 

図版率:図版率とは,資料全体に占める図版(イラスト,写真,図など)の割合で,文字のみの場合には図版率はゼロとなり,図や写真のみでは図版率100%となります.

一般的に,図版率が低いと読みづらく,読む気がしないものとなり,図版率を上げると読みやすく,理解しやすいものとなります.図版率が高すぎると,説明がない少ないことで,理解が多様化し,また,わかりづらく沈黙したものとなります.適度な図版率は,内容や,図,写真の意味によって変化します.

説明: 説明: 03_213

(図は文部科学省情報科関連資料からの引用)

 

 説明: 説明: Image4

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