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済瀆廟

現状

現存、1996年第4批全国重点文物保護単位指定。宋代に創建された大殿は河南省最古の木造建築物であり、国内で最もよく保存されている四瀆廟である。廟内に36件の碑刻が現存する(2011年現在)。

研究成果(櫻井)

  • 「モンゴル時代の済瀆祭祀―唐代以来の岳瀆祭祀の位置づけの中で―」、『明大アジア史論集』第18号、2014.3
  • 「元代的岳瀆祭祀:以済瀆廟祭祀為中心」、中国元史研究会編『元史論叢』第14輯(天津古籍出版社)2014.1
  • 「元至元9年「皇太子燕王嗣香碑」をめぐって」、『駿台史学』第145号、姚永霞と共著、2012.3
  • 「「創建開平府祭告済瀆記」考釈」、中国元史研究会編『元史論叢』第10輯(中国広播電視出版社)、2005.7
  • 「クビライの華北支配の一形象―懐孟地区の祭祀と教育―」『駿台史学』第124号、2005.3
    (全文:明治大学学術成果レポジトリ

研究成果(その他)

  • 馬暁林「元代国家祭祀研究」南開大学博士学位論文、2012.7
  • 姚永霞「《皇子鎮南王遣官祭済瀆霊応記》碑記浅析」、『北方文物』2012年第2期、2012.5
  • 趙衛東「金元全真道在済源的伝播(1)」・「同(2)」、『済源職業技術学院学報』2012年第1・2期、2012.3・2012.6
  • 王大方「元上都遺址申遺的新成果―《創建開平府祭告済瀆記》碑文被発現」、『内蒙古社会科学(漢文版)』2011年第5期、2011.9
  • 馮軍『済瀆廟碑刻研究』鄭州大学碩士学位論文、2011.5
  • 姚永霞・李保紅「《隴西公奉宣祭瀆記》碑碣文化内涵浅析」、『済源職業技術学院学報』2011年第1期、2011.3
  • 姚永霞・高明「《済瀆廟北海壇祭品碑》的歴史文化内涵」、『済源職業技術学院学報』2006年第2期、2006.6

主要祭祀史料

  • 馬元貞済瀆投龍記(692年、『金石続編』6/7b)
  • 済瀆廟祭器銘(現存、797年、『金石萃編』103/40a)
  • 隴西公奉宣祭瀆記(現存、949年、『北京図書館蔵中国歴代石刻拓本匯編』36/120)
  • 済瀆廟祖天符告(現存、1116年、『金石続編』17/30a)
  • 清源王忠護王誥封碑(1125年、『北京図書館蔵中国歴代石刻拓本匯編』42/158)
  • 投龍碑、1212年、『道家金石略』1060)
  • 済瀆霊応記(1228年、『金石萃編』158/56a)
  • 重修済瀆廟記(現存、1228年、『金石萃編』158/58b)
  • 開平府祭告済瀆記(1256年、『北京図書館蔵中国歴代石刻拓本匯編』48/19)
  • 済瀆投龍簡記(1263年、『道家金石略』841)
  • 済祠投龍簡霊応記(1264年、『道家金石略』572)
  • 済瀆投龍簡記(現存、1270年、『済瀆廟碑刻研究』67)
  • 皇太子燕王嗣香碑記(現存、1272年、『道家金石略』1102)
  • 代祀済瀆投龍簡記(1275年、『北京図書館蔵中国歴代石刻拓本匯編』48/64)
  • 皇子北安王降香記(1286年、『北京図書館蔵中国歴代石刻拓本匯編』48/100)
  • 済瀆霊異記(1287年、『翰墨石影』6/38)
  • 童凡的斤等祭済瀆祠記(1290年、『済瀆廟碑刻研究』69)
  • 加封北海広沢霊祐王記(1292年、『北京図書館蔵中国歴代石刻拓本匯編』48/121)
  • 投龍簡碑(現存、1314年、『北京図書館蔵中国歴代石刻拓本匯編』49/36)
  • 大元投奠龍簡之記(1316年、『北京図書館蔵中国歴代石刻拓本匯編』49/48)
  • 周天大醮投龍簡記(1324年、『道家金石略』863)
  • 祀済瀆北岳記(1332年、『伊浜集』18/6a)
  • 済瀆潮賜記(1349年、『北京図書館蔵中国歴代石刻拓本匯編』50/60)
  • 明正岳鎮海瀆封号碑(現存、1390年、『中原文物』1998-1)
  • 重修済瀆廟碑記(一部現存、洪武年間、『済瀆廟碑刻研究』70))

参考


済瀆廟(済源旅游局公式サイト・中国語)へのリンク