二次元非定常熱伝導の課題では,コピー&ペーストを繰り返すことで時刻を進めたが,長時間進めるのは面倒である。 そこで,マクロの記録機能を利用して,操作を簡単にしてみよう。
エクセルには,操作を記録して,繰り返す機能(マクロ記録)が備わっている。
この機能を使う準備として,【開発】タブを表示させる。
【ファイル】タブから【オプション】を選択し,【Excelのオプション】ダイアログを開く。
【リボンのユーザー設定】を選択し表示されるメニューから,【リボンのユーザー設定】,【メインタブ】において,【開発】の前のチェックを入れる。
メニューバー(画面一番上のバー)の【Excel】から【環境設定】を選択し,Excel環境設定ダイアログを開く。 【リボンとツールバー】の【リボン】において,【リボンのカスタマイズ】の一覧から【開発】の前のチェックを入れる。
準備ができたら,早速操作を記録しよう。
【開発】タブの【マクロの記録】を実行すると,マクロの記録ダイアログボックスが開く。
マクロ名,ショートカットキーなどを設定しOKを押すと,そこからの操作が記録される。
記録を停止するには,【終了】を押す。
記録したマクロを実行するには,【開発】タブの【マクロ】から,記録したマクロを選択するか,設定したショートカットキーにより実行する。
マクロの記録を行うと,自動的にVBA (Visual Basic for Aprications) のプログラムが作成されている。 forループを用いることで,さらなる自動化を図ってみよう。
境界条件を各自設定し,二次元の非定常計算を行い,結果について考察する。
2020.07.22 更新