機械工学実験2 実験G(2020年度 春学期)

記録機能を用いた計算の自動化

二次元非定常熱伝導の課題では,コピー&ペーストを繰り返すことで時刻を進めたが,長時間進めるのは面倒である。 そこで,マクロの記録機能を利用して,操作を簡単にしてみよう。

開発タブの表示

エクセルには,操作を記録して,繰り返す機能(マクロ記録)が備わっている。 この機能を使う準備として,【開発】タブを表示させる。

Windowsの場合

【ファイル】タブから【オプション】を選択し,【Excelのオプション】ダイアログを開く。
【リボンのユーザー設定】を選択し表示されるメニューから,【リボンのユーザー設定】,【メインタブ】において,【開発】の前のチェックを入れる。

Fig8

MACの場合

メニューバー(画面一番上のバー)の【Excel】から【環境設定】を選択し,Excel環境設定ダイアログを開く。 【リボンとツールバー】の【リボン】において,【リボンのカスタマイズ】の一覧から【開発】の前のチェックを入れる。

Fig8

マクロの記録

準備ができたら,早速操作を記録しよう。
【開発】タブの【マクロの記録】を実行すると,マクロの記録ダイアログボックスが開く。 マクロ名,ショートカットキーなどを設定しOKを押すと,そこからの操作が記録される。 記録を停止するには,【終了】を押す。

マクロの実行

記録したマクロを実行するには,【開発】タブの【マクロ】から,記録したマクロを選択するか,設定したショートカットキーにより実行する。

挑戦課題

マクロの記録を行うと,自動的にVBA (Visual Basic for Aprications) のプログラムが作成されている。 forループを用いることで,さらなる自動化を図ってみよう。


実験課題

境界条件を各自設定し,二次元の非定常計算を行い,結果について考察する。


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2020.07.22 更新