最初のページの式(9)を,各時刻・格子点における温度を表にすると,次の表のようなイメージとなる
・・・ | i-1 | i | i+1 | ・・・ | |
---|---|---|---|---|---|
0 | T0 | T0 | T0 | ||
・・・ | ・・・ | ・・・ | ・・・ | ・・・ | ・・・ |
n | Ti-1n | Tin | Ti+1n | ||
n+1 | Tin+1 |
この表のイメージをエクセルを用いて具体的に解いてみよう。
ここで紹介した,現在の値から未来の値を推察する陽解法では,Cx の値が0.5以上になると不安定になり解が求まらない。
各定数(熱拡散率,時間間隔,格子間隔)を変更し,それぞれどうなると計算が不安定になるか確認する。
熱拡散率 m2/s | ||
---|---|---|
気体 | 空気 | 2.207×10-5 |
二酸化炭素 | 1.082×10-5 | |
液体 | 水 | 1.466×10-7 |
エタノール | 0.864×10-7 | |
固体 | 銅 | 11.7×10-5 |
アルミニウム | 9.68×10-5 | |
鉄 | 2.27×10-5 | |
アクリル樹脂 | 0.012×10-5 | |
ソーダガラス | 0.047×10-5 |
2020.06.23 更新