明治大学理工学部物理学科 Department of Phisics, Meiji University

特色ある教育

豊富な物理学実験

実験には授業だけでは分からない物理のおもしろさがいっぱい

力学、電磁気、音や光などの基礎的な実験から、X線回折測定、高温超伝導や走査電子顕微鏡測定など高度な実験も行います。3年間で40テーマ以上の物理実験を行います。

実験テーマ(一部)

学年 テーマ名 実験内容


クントの実験 気柱の振動をコルク粉を利用して目に見えるようにしたクントの実験を行います。
空気の屈折率 ジャマン干渉計により空気の屈折率を測定します。
水素原子のスペクトル 量子物理学を作り上げる上で重要な役割を果たした水素原子のスペクトルを観測します。
連成振動 明治大学オリジナルの装置を使い、ねじれ振動における連成振動の実験を行います。
半導体素子 エレクトロニクスの基本となるダイオード、トランジスターの特性を測定します。
レーザー光を用いた干渉実験 He-Neレーザーを用いて、ヤングの干渉実験を行います。
単振り子の実験 単振り子の周期を測定し、重力加速度の大きさを求めます。


人間の仕事率とインピーダンス整合 自転車をこぎながら、インピーダンス整合という概念を自分の体で体験します。
ピンホールカメラ 現在のカメラの原型であるピンホールカメラを題材にとり、回折、結像など光学の基本について学びます。
電気素量の測定 歴史に名高いミリカンの油滴実験を行い、電気素量を測定します。
超音波干渉計 水中を伝わる超音波の音速を測定し、波動の干渉に関する理解を深めます。


X線回折 デバイ-シェラー法(粉末法)により、物質によるX線の回折現象を観測します。
高温超伝導 代表的な高温超伝導体であるY-Ba-Cu-O系の超伝導体試料を作り、電気抵抗の温度変化を測定します。
走査電子顕微鏡 走査電子顕微鏡(SEM)を用いて、花粉や蝶の鱗分を観察します。
光速度の測定 空気、水、プラスチック中の光速度を、半導体レーザー、発光ダイオードなどを用いて測定します。