過去の活動例

生たまごを無事に着地させよう!

2022年6月26日

たまご落とし講座を行いました。

消防士さん達のご協力のもと、たまごを落とすのは麻生消防署の屋上。

高さはなんと14.5メートル!

そして、地面はコンクリートというあまりに過酷な条件。

しかし、たまごを守るため子ども達に与えられた材料は、厚紙、コピー用紙、セロハンテープ、飛散防止用の小さな袋のみ。

厚紙だけで一作品、コピー用紙だけで一作品、合計二作品を作るよう指示が出ます。

焦ったのか、子ども達から質問が飛び出します。

「セロハンテープでたまごの殻を補強していい?」
「ダメです」

「たまごを入れる袋の中に緩衝材を詰め込んでいい?」
「ダメです」

「コピー用紙の作品にちょっとだけ厚紙を使っていい?」
「ダメです」

これにてルール確認が終了し、覚悟が決まったのか、子ども達は集中モードに突入。

実に様々なアイデアを出し、ときには指導員や親の力も借りながら、次々と頭の中の〝たまごを保護する仕組み〟を形にしていきました。

そして、いよいよ消防署の屋上からたまごを落とす時間。

「○○さんの、行きまーす!」

屋上より大声で制作した子の名前が伝えられた後、一つずつ順番に落とされます。

回転したり、直下したり、漂ったり、どれも独自の動きで落ちていき、あっという間に着地するのですが、その度に湧き上がる歓声もしくは嘆声。

誰の目にもソフトに着地した時は、これは成功だと、みんな一斉に拍手喝采&大歓声。

結果、厚切り用紙の作品では、17作品中4作品が、コピー用紙の作品では17作品中2作品がたまごを守り切ることに成功しました!

成功も失敗も、子ども達にはとてもいい経験になりました。

消防士の皆様、指導員の皆様、本当にありがとうございました!