小林研究室

小林稔周(KOBAYASHI, Toshinori)

研究テーマ

私の専門は可換環論と多元環の表現論です。 ここで、環というのは和、差、積が定まっている集合のことです。 和はいつも可換であるのに対し、積が可換であることを仮定するのが可換環です。 このように、可換環の定義自体はシンプルなのですが、その理論は奥深く、代数幾何学、代数トポロジー、組み合わせ論などの様々な分野ともつながっています。 また、多元環の表現論というのは、与えられた環の表現(=加群)全体の構造を調べる理論です。 非可換環も含めた、環についての主要な理論の一つです。アーベル圏や三角圏などの圏も扱います。 私は特に可換環上の加群論、表現論に興味を持って研究をしています。

ひとこと

代数学の抽象論をある程度学んでから、自分で様々な具体例を計算するのはとても楽しいです。 そこに至るまで、基礎事項をしっかりと理解しながら勉強を進めてみてください。

数学科向け担当科目

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