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第9世代の不可能立体(2018〜)
3種類の解釈ができる「三方向変身立体」
3種類の異なる形が知覚できる立体群を見つけました。2種類の解釈ができる図形や立体はネッカーの立方体、シュレーダーの階段、クレーター錯視、ルビンの盃などいろいろありますが、ここに示すのは3種類の解釈が存在する立体です。これらは、「直角が優位な立体のオクルージョンを含まないシーンの垂直投影図に重力方向を示す3次元立体を追加する」という方法で統一的に創作することができます。
三方向変身立体「旗の立っている風景1」
立体の後ろに異なる方向を向いた2枚の鏡を立ててそこに立体を映すと、3種類の解釈を同時に体験することができます。鏡は普通の平面鏡です。
2018年ベスト錯覚コンテスト優勝
この三方向変身立体が、2018年の
ベスト錯覚コンテスト(Best Illusion of the Year Contest 2018)で優勝(First Prize)を獲得しました。作品動画は
ここ をご覧ください。
この立体の作り方はここにあります。
多様な三方向変身立体の振る舞いを楽しんでください。
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