杉原厚吉の日本語トップページへ

回転並進混合立体(2023〜)

二つの錯視が同時に起きる「どっちへ行きたいの?」シリーズ


 二つの鏡を90度で交わるように立ててその前に生き物などの形をした立体を置くと、正面を向いた鏡では振り向かないでそのまま移動する「平行移動錯視」が起き、横の鏡では平行移動しないで「180度向きを回転させる「左右反転錯視」が起きます。

シーンを上から見下ろしたところ
  M1、M2:垂直に立てた2枚の鏡
  S:実際の立体
  S1:左の鏡に映った像
  S2:右の鏡に映った像
  S3:2枚の鏡に一回ずつ反射してできる像


「どっちへ飛びたいの?」


 右から2番目の姿が本当の立体で、残りの3つは鏡に映った像です。一番右の像は正面を向いた鏡に映った鏡像なのに、振り向きません。一番左の像は立体と平行に置かれた鏡に映った鏡像なのに、平行移動しないで逆を向いています。


 回転並進混合立体の多様な例を楽しんでください。




 回転並進混合立体の理論については、次の 講演 で紹介しています。
杉原厚吉の日本語トップページへ