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第8世代の不可能立体(2017〜)
立体とその鏡映像を合わせると姿が完成する「鏡映合成変身立体」
立体自体は意味不明の形に見えますが、それを水平な鏡の上に置くと、意味のある形が見えてきます。
変身立体
の作り方と同じ原理を応用することによってできたものです。すなわち、目的の図形を上下に分解し、上半分と下半分を対にして変身立体を作れば得られます。
「トランプのかくれんぼ」
立体を鏡の上に置いた姿です。トランプの4つのマークが見えています。上半分は立体を直接見た姿で、下半分は立体が鏡に映った姿です。鏡に映った像は、元の形と鏡対称のはずですが、トランプマークの上半分と下半分が鏡対称なのはダイヤのマークだけです。それ以外のマークは鏡対称ではありません。それなのに、すべてのマークが見えていますから、あり得ないことが起こっているという印象を持つのではないでしょうか。
もとの立体自体はこんな形をしています。
鏡の上に置いたところを一般の方向から見ると、こんな形をしています。
「鉢に植えられた花」
「コウモリ」
「男と女」
「野菜」
鏡映合成変身立体の理論については、次を参照してください。
K. Sugihara and M. Moriguchi: Reflexively-Fused Cylinders. Symmetry, 2018, 10, 275
doi:10.3390/sym10070275.
PDFは
ここ
にあります。
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