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第2世代の不可能立体
あり得ない動きが見えてくる「不可能モーション立体」
立体自体はありふれた形に見えますが、そこに動きを加えるとあり得ないことが起こっているという印象を作り出す立体が「不可能モーション立体」です。棒があり得ない向きに窓や隙間を貫通したり、玉があり得ない方向へ転がっていったりします。
「なんでも吸引4方向すべり台」
中央の一番高いところから、四方へ向かって斜面が降りているように見えますが、どの斜面に置いた玉も、中央の最も高いところへ向かって転がりながら登っていくように見えます。この不可能モーションは、
動画
で見られます。
この不可能モーションの錯視は、2010年5月にフロリダで行われた
第6回ベスト錯覚コンテスト
で優勝しました。
不可能モーションのビデオもいろいろあります。
その他の作品
不可能モーション立体の理論については、次をご参照ください。
K. Sugihara, Design of solids for antigravity motion illusion. Computational Geometry, 47(6), 675-682, 2914.
だまし絵立体、不可能モーション立体に関連する書籍には、次のものがあります。
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