HOME
>
明清楽資料庫
> このページ
関西大学 渋沢栄一記念財団寄附講座 「日中関係と東アジア」
2010/11/25 加藤徹「江戸・明治期における明清楽の流行について」
検索語「明清楽資料庫」 http://www.geocities.jp/cato1963/singaku-27.html
参考図書
『中国古典からの発想』
【明清楽】みんしん‐がく 江戸時代に南中国から日本に伝来した明楽と清楽の総称。明楽は、寛永6年(1629)に長崎に来た魏之琰(ぎしえん)が伝えた古典音楽で、 その子孫である魏皓(ぎこう)により明和年間(1764〜1771)ごろ関西地方を中心に流行したが、その後衰えた。清楽は文政年間(1818〜1830)以降に長崎に伝わった軽音楽で、 幕末から明治にかけて広く流行し、日本の大衆音楽にも影響を与えたが、日清戦争後に衰えた。明治以降、清楽家が明楽の一部の曲を演奏するようになり、「明清楽」の名称が生まれた。
明楽
古典音楽
18世紀に関西で流行
曲目は「
関雎
」「陽関曲」「
秋風辞
」など
清楽
通俗音楽
19世紀に全国で流行
曲目は「算命曲」「九連環」「
茉莉花
」など
清楽「九連環」。明治10年(1877)刊『月琴楽譜』より。詳しくは
こちらの頁
。
看看也。賜奴的九連環。九呀九連環。双手拿来解不開。拿把刀児割。割不断了也也呦。
【
かんかんのう
】かんかんのー、きゅーのれんす、きゅわきゅれんす、さんちょならえー、さーいほー、にーくわんさん。 いっぴんたいたい、やあんろ、めんこんふほうて、しんかんさん。 もえもん、とわいい。ひーはう、ひーはう。
【
梅ケ枝の手水鉢
】梅ヶ枝の手水鉢 叩いてお金が出るならば もしもお金が出たならば その時ゃ身受けを それ頼む」
【
ホーカイ節
】春風に、庭に綻ぶ梅の花。鶯、止まれや。あの枝に。ささ、ホーカイ。 そちが囀りゃ、梅が物言う心地する。ホーカイ、ホーカイ。
HOME
>
明清楽資料庫
> このページ