concepts of oriental traditional theaters, No Play and Peking Opera, by KATO Toru 能楽と京劇　伝統芸能の様式について

能楽と京劇　伝統芸能の様式について

最初の公開2015ｰ1ｰ28 最新の更新 2015ｰ1ｰ28
[ビデオ１]　[ビデオ２]

明治大学教授　加藤徹先生による特別ワークショップ「能楽と京劇　伝統芸能の様式について」
日時：2015年1月29日（木）　★午後の部　開場 14:30 / 開始 15:00　★夜の部　開場 18:30 / 開始 19:00
会場：横浜市泉区民文化センターテアトルフォンテ・ホール
詳細は[新潮劇院のHPのこちらの頁]

新潮劇院「覇王別姫　～能楽と京劇　日中ユネスコ無形文化遺産の融合～」
日時：2015年1月31日（土）開場 13:30 / 開演 14:00 ※全席指定、字幕付き
会場：横浜市泉区民文化センターテアトルフォンテ・ホール
出演：項羽：張春祥　虞姫(能)…西村高夫　虞姫(京劇)…張桂琴　女兵…樋口理世、竹口美鈴
演出：張春祥　照明：斎藤茂男 (株)シアタークリエイション　音響：張烏梅　主催：新潮劇院
詳細は[新潮劇院のHPのこちらの頁]

能楽と京劇伝統芸能の様式について特別レクチャー加藤徹

[http://youtu.be/R1cWov5SK9g] 　講義で使うパワーポイントをビデオ化したもの。内容をざっくり言うと、

日本の能楽(猿楽)は14世紀くらいから、中国の京劇は18世紀末くらいから。
東洋の伝統演劇・芸能を理解するためには、「型(かた)」「実写ノイズ」「重色目(かさねいろめ)」の３つのコンセプトを理解する必要がある。
アニメや「2.5次元ミュージカル」と、能楽や京劇は、意外な共通点がある。
能楽も京劇も、この世ばなれした「冥界性」が隠し味となっている。

能楽と京劇「覇王別姫」 (新潮劇院) 練習時の録音

[http://youtu.be/44ibKpgfUuU] 2015.1.26 東京都世田谷区の、練習会場での録音。能楽と京劇の「謡い」を比較する。表面的には全然違うが、根底にあるコンセプトには意外な共通点も。

虞姫(能楽):漢兵がこの地を攻略し、四面からは楚の歌声。
虞姫(京劇):漢兵已略地(はんびん　いーりゅえ　でぃー)、四面楚歌声(すーみぇん　つーごーしぇん)
項羽(京劇):力抜山兮気蓋世(りーばーしゃんしーちーがいしー)、時不利兮(しーぶーりーしー)、騅不逝(ちゅいぶーしー)……
虞姫(能楽):力は山を抜き、気は世を蓋ふ。時に利あらずして、騅も逝かず。

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