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始皇帝陵と兵馬俑

最新の更新 2023年7月7日   最初の公開 2023年7月7日

以下、https://www.asahiculture.jp/course/shinjuku/45110e5e-0ade-db02-69af-64143806e7b5より自己引用。引用開始。
中国史上初の皇帝となった秦の始皇帝が自分の墓として紀元前3世紀に築かせた始皇帝陵は、エジプトのクフ王のピラミッド、日本の伝・仁徳天皇陵とならび、世界三大墳墓の一つに数えられます。付近の地下の「兵馬俑坑」からは、秦の軍団の兵馬の姿をまるごと写した等身大のひとがた数千体が1974年に発見され、世界を驚かせました。1987年にユネスコの世界遺産に登録された秦の始皇帝陵と兵馬俑の謎とロマンを、豊富な図版を使いながら、予備知識のない人にもわかりやすく解説します。(講師・記)
日程 2023/7/8  曜日・時間 土曜 10:30〜12:00


YouTube https://www.youtube.com/playlist?list=PL6QLFvIY3e-kXsoZfjJPG1kQNOzDeM51v

○ポイント、キーワード
○武士俑の作り方
 粘土を準備。→型をつかって、頭、胴体、両腕、足、武器などを大量生産。→部品を組み立てて武人の形にする。→顔だちや細部を彫り込む。→かまどで焼く。→最後にカラフルな色で着色。遠目には本当の兵士そっくり。

○もっともみばえがする1号俑坑。
 兵馬俑の写真は、1号俑坑のものであることが多い。長さ230メートル、幅62メートル、深さ5メートル、総面積1万4260平方メートル。現在、展示されているのは2千体ほどである。
 武士俑はれぞれ矛、戈、ハ、戟などの武器をもつ。前方部隊は軽装歩兵で3列をなし、後方の主力部隊は重装歩兵で馬車38台が同行し、南、北、西には防衛翼としてそれぞれ1列の兵が並んでいる。すべての人物はそれぞれ顔立ちや髪型、身振りなどが個性的で、秦の軍隊の階級制の物証ともなっている。

○2番目に大きい2号俑坑。
 1号俑坑の約20m北に位置する。東西に94メートル、南北に84メートル、深さ5メートルで、4つの部隊で構成されており、面積はおよそ6千平方メートル。
 武士俑の姿勢は個性に富み、同じ射手でも、地面にひざをつく射手や、立っている射手などさまざまで、歩兵と戦車の混成部隊の戦闘陣形が写実的に再現されている。

○最小の3号俑坑。
 司令部を再現したものと推定され、俑の数は68体で大半は頭部が失われている。

○その他
 始皇帝陵や兵馬俑をモチーフにしたファンタジー映画
★『テラコッタ・ウォリア 秦俑』(原題:古今大戦秦俑情/秦俑、英語題: A Terra-Cotta Warrior)』中国・香港合作、1989年
★『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』(原題:The Mummy: Tomb of the Dragon Emperor)米国、2008年


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