以下『アコーディオン愉し』より引用。
p.65 <貧乏人のピアノ>って唄知ってるかね? この時代のアコーディオンって本当に安くて手軽で易しく弾けたんだ。田舎でもどこの家庭にも小型のアコーディオンがころがってるようなこの楽器のいわばルーツに少しぐらい戻したいよ・・・アコ普及協会会長としてはね。 p.67 だからよく聞かれる「アコーディオンに当たりはずれってありますか?」に「ない」と言ったら嘘になるだろうが、 前々からあまり鳴りのよくない楽器と思っていたのを、たまたま外人の奏者に貸して演奏を聴き、その楽器を見なおしたことがある。 その時、昔先生から言われた言葉「アコーディオンて、あまり楽器にばかり厳しい要求(注文)をつける必要はない。」を想い出した。 |