知性 | 婦徳 | 意志力 | 技能 | |
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西施 | ★ | ★ | ★ | ★ |
王昭君 | ★★ | ★★★ | ★★ | ★★★ 琵琶 |
貂蝉 | ★ | ★ | ★★★ | ★★ |
楊貴妃 | ★ | ★ | ★ | ★★★ 霓裳羽衣の曲 |
虞美人 | ★ | ★★★ | ★★★ | ★★ 剣舞 |
卓文君 | ★★★ | ★ | ★★★ | ★★★ 漢詩 |
氏名 | 王朝 | 年代 | 出生地 | 組み合わせ | 相手 | 印象 | 最期 | 作品 |
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西施 | 春秋 | 前5世紀 | 浙江省 | 沈魚 | 呉王夫差(・范蠡) | 傾国 | 不明(殺害、逐電) | 荘子、呉越春秋 |
王昭君 | 前漢 | 前1世紀 | 湖北省 | 落雁 | 元帝 | 婦徳 | 再婚→自殺 | 漢宮秋(雑劇) |
貂蝉 | 後漢 | 2世紀末 | (架空の人物) | 閉月 | 呂布・董卓 | 傾国 | 不明(斬殺) | 三国演義 |
楊貴妃 | 唐 | 8世紀 | 四川省 | 羞花 | 玄宗皇帝 | 妖艶 | 縊死 | 長恨歌 |
虞美人 | 秦末 | 前3世紀末 | 江蘇省? | (次点→貂蝉) | 覇王項羽 | 唱和 | 不明(自決) | 史記 |
卓文君 | 前漢 | 前2世紀 | 四川省 | (次点→王昭君) | 司馬相如 | 文才 | 平穏 | 史記、白頭吟 |
(引用開始) 1.[719−756]《「貴妃」は女官の位の名》中国、唐の玄宗皇帝の妃。永楽(山西省)の人。初め玄宗の子寿王の妃。歌舞音曲に通じ、また聡明であったため、玄宗に召されて貴妃となり、 寵を一身に集め、楊一族も登用され権勢を誇った。安禄山の乱で長安を逃れる途中、官兵に殺された。白居易の「長恨歌」をはじめ、多くの文学作品の題材となった。
2.謡曲。三番目物。金春禅竹作。玄宗皇帝の命を受けた方士が、亡き楊貴妃の霊を仙界の蓬莱宮で尋ねあてると、楊貴妃の霊はかつての玄宗との愛などを語る。 (引用終了)
(引用開始) 719−756
唐の皇帝玄宗の妃
はじめ玄宗の第18子の妃となるが,のち玄宗の宮中に召され,貴妃の称号を授けられる。玄宗の寵愛を一身に集め,一族はみな高位にのぼり,またいとこの楊国忠 (ようこくちゆう) は宰相として権力をふるった。楊国忠にうとまれた安禄山が乱を起こすと,貴妃は帝とともに蜀 (しよく) (四川地方)に逃れようとしたが,途中で軍隊の反抗にあい,縊死 (いし) させられた。白居易の『長恨歌 (ちようごんか) 』は,この悲劇の美女をうたったもの。 (引用終了)
雲想衣裳花想容。 春風拂檻露華濃。 若非群玉山頭見、 会向瑤台月下逢。 |
くもにはイショウをおもい、はなにはかたちをおもう。 シュンプウ、カンをはらってロカこまやかなり。 もしグンギョクサントウにみるにあらずんば、 かならずヨウダイゲッカにむかってあわん。 |
一枝濃艷露凝香。 雲雨巫山枉断腸。 借問漢宮誰得似? 可憐飛燕倚新粧! |
イッシのノウエン、つゆ、かおりをこらす。 ウンウフザン、むなしくダンチョウ。 シャモンすカンキュウ、たれかにるをえたる? カレンのヒエン、シンショウによる。 |
名花傾国両相歓。 常得君王帯笑看。 解釈春風無限恨、 沈香亭北倚闌干。 |
メイカ、ケイコク、ふたつながらあいよろこぶ。 つねにクンノウのわらいをおびてみるをえたり。 シュンプウムゲンのうらみをカイシャクして、 チンコウテイホク、ランカンによる。 |
漢皇重色思傾國, 御宇多年求不得。 楊家有女初長成, 養在深閨人未識。 天生麗質難自棄, 一朝選在君王側。 回眸一笑百媚生, 六宮粉黛無顏色。 春寒賜浴華C池, 温泉水滑洗凝脂。 侍兒扶起嬌無力, 始是新承恩澤時。 雲鬢花顏金歩搖, 芙蓉帳暖度春宵。 春宵苦短日高起, 從此君王不早朝。 承歡侍宴無閑暇, 春從春遊夜專夜。 後宮佳麗三千人, 三千寵愛在一身。 (中略) |
漢皇 色を重んじて傾国を思ふ 御宇(ぎょ・う)多年求むれども得ず 楊家に女(むすめ)有り 初めて長成す 養はれて深閨(しんけい)に在り、人 未だ識らず 天生の麗質は自(おのづか)ら棄て難く 一朝 選ばれて君王の側(かたはら)に在り 眸(ひとみ)を回(めぐ)らして一笑すれば百媚生じ 六宮(りくきゅう)の粉黛(ふんたい)顏色無し 春寒うして浴を賜ふ 華清の池 温泉 水 滑らかに凝脂(ぎょうし)を洗ふ 侍児 扶け起こすに嬌として力無し 始めて是れ新たに恩沢を承くるの時 雲鬢(うんぴん)花顔(かがん)金歩搖(きんほよう) 芙蓉の帳(とばり)暖かにして春宵(しゅんしょう)を度る 春宵 短きを苦しみて日 高くして起く 此れ従り君王 早朝せず 歓を承け宴に侍して間暇無く 春は春遊に従ひ 夜は夜を専らにす。 後宮の佳麗 三千人 三千の寵愛一身に在り (中略) |
翠華搖搖行復止, 西出都門百餘里。 六軍不發無奈何, 宛轉蛾眉馬前死。 花鈿委地無人收, 翠翹金雀玉掻頭。 君王掩面救不得, 回看血涙相和流。 (中略) |
翠華(すいか)搖搖(ようよう)として行きて復(ま)た止まる 西のかた都門を出づること百余里 六軍(りくぐん)発明せず 奈何(いかん)ともする無し 宛転(えんてん)たる蛾眉(がび)馬前に死す 花鈿(かでん)地に委(ゆだ)ねられ人の収むる無く 翠翹(すいぎょう)金雀(きんじゃく)玉掻頭(ぎょくそうととう) 君王 面を掩(おお)ひて救ひ得ず 回(かえ)り看(み)れば血涙(けつるい)相ひ和して流る (中略) |
七月七日長生殿、 夜半無人私語時。 在天願作比翼鳥, 在地願爲連理枝。 天長地久有時盡, 此恨綿綿無絶期。 |
七月七日 長生殿 夜半 人無く 私語の時 「天に在りては 願はくは比翼の鳥と作(な)り, 地に在りては 願はくは連理の枝と 爲(な)らん 天 長く地久しく時有りて尽きんも 此の恨みは綿綿として尽くる期(とき)無からん。 |