KATO's HOME > 授業教材集 > このページ
明治大学 M-Naviプログラム 2015「京劇をみにいこう!」対外公開部分

京劇は「狂劇」ではありません

最初の公開2015-10-03 最新の更新2015-10-05 by 加藤徹

【日時】 2015年10月3日(土) 14:10-16:00
【場所】 明治大学駿河台キャンパス  リバティホール
 明治大学では従来から、正課の授業(法学部の魯大鳴先生による「アジア文化」の授業)で京劇を学生に教えてきました。(参考 Google「京劇 明治大学」画像検索の結果 参考記事 「明治大学の学生が京劇のメイクを体験」人民網)
 今回は、正課外教育の場で、京劇をとりあげます。明治大学の学生ではない一般のみなさまのご参加も歓迎いたします。
 本日の予定は、以下のとおりです。
★講義 14:10〜15:10 加藤徹(明治大学教授)
★観劇 15:10〜16:00(予定)   京劇参考上演「石秀探庄の走辺(ゾウビェン)」「覇王別姫の剣舞」「天女散花」「京劇立ち回り」
  出演:新潮劇院 http://www.shincyo.com/

参考 YouTube 2013年1月に実施した明治大学M-Navi観劇プログラム(こちら)で見た京劇の、舞台裏の様子(新潮劇院)

★京劇は、日本の歌舞伎にあたる中国の伝統演劇で、約2百年の歴史があります。
★本来の京劇は、日本の能楽と同様、舞台装置をあまり使いません。
★京劇は伝統演劇なので、演技の型や約束事などがいろいろあります。
 例えば、役者が手にムチを持てばウマに乗っていることを表す、とか、舞台の照明が明るいままでも歌詞やセリフで暗い夜であることを示すことができる、などです。
★京劇の衣装や化粧は、演ずる人物の身分や性格に応じて、パターンが決まっています。
★京劇の役柄は「生(おとこ)・旦(おんな)・浄(くまどり)・丑(道化役)」の四つがあり、それぞれさらに細かく分かれます。
★京劇の俳優は「唱(うた)・念(せりふ)・做(しぐさ)・打(たちまわり)」の四技能が要求されます。
★昔の京劇は、女性の役も含めて男優ばかりでしたが、今は女性の役は女優が演ずるのが普通です。

無事に終わりました。ありがとうございました。2015-10-5追記
内部リンク
KATO's HOME > 授業教材集 > このページ