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魚まわりの流れ

生きた魚の周りの流れをステレオPIVで計測すると同時に、投影法による魚形状の計測を行った。 魚が直進、回転、上昇する際に発生する魚後方(あるいは下面)の速度分布を得た。 魚が進行方向を変化させるときには体を屈曲させると共に、魚とその周囲流体の各運動量を保存するべく 側方へ噴流を発生させることが明らかとなった。

詳細は下記論文を参照のこと。
Sakakibara, J., Nakagawa, M., Yoshida, M., 2004, "Stereo-PIV study of flow around a maneuvering fish", Experiments in Fluids, Vol.36, pp.282-293. (PDF)
 


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魚周りの速度三成分と形状の同時計測の模式図。CCD1とCCD2で ステレオPIV法により速度三成分を計測し、CCD3とCCD4で形状を 測定する。

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ステレオPIVによる魚後方流れの計測風景

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方向転換時における魚後方鉛直面の速度3成分(ベクトル:面内成分、色:奥行き成分)と、
魚の三次元形状(ステレオPIVによる計測結果)



方向転換時における魚周囲水平面の速度3成分(ベクトル:面内成分、色:奥行き成分)と、
魚の三次元形状(ステレオPIVによる計測結果)



上昇時における魚周囲水平面の速度3成分(ベクトル:面内成分、色:奥行き成分)と、
魚の三次元形状(ステレオPIVによる計測結果)



方向転換時における魚周囲水平面の速度2成分(PIVによる計測結果)