授業概要
関数論1および関数論1演習(明治大学理工学部 2018年度春学期水1,2)
関数論1では,複素数関数とその微分および積分を学ぶ。実数の2変数関数の微分・積分と比較して聞くと良い。特に微分可能である正則関数の驚くべき美しい性質を学ぶ。本講義を通して,複素関数の計算に習熟し,微分や積分が計算できるようになることを目標とする。
成績評価の方法
- 定期試験100%により評価する。得点が満点の60%以上であることを単位修得の条件とする。
参考情報
教科書
『複素関数入門』ジェームズ・ウォード・ブラウン,リュウエル・V.チャーチル,数学書房
参考書
- 『複素解析(プリンストン解析学講義)』エリアス・M. スタイン, ラミ・シャカルチ,日本評論社
- 『複素関数入門』神保道夫著,岩波書店
- 『複素数30講』志賀浩二著,朝倉書店
進め方
講義は教科書に忠実に順番に解説を行う形で行う.1章,3章,2章,4章の順番に進む.
範囲として5章を入れるかどうかは講義の進み具合などを見て調整する.
演習は教科書の演習問題を順に解いていく.必要に応じて補足のプリントを渡す.
一部の問題については,学生が全体の前で解説をして,教員がコメントする.
第1回中間試験結果
- 5月16日(水)実施
- 問題・解答・講評
- 受験者62名
- 平均点32点,最高点65点,最低点10点
合計点のヒストグラム
1問10点,10問,合計100点.各問題(10点満点)の平均得点
- 7.98
- 6.71
- 2.87
- 1.71
- 1.85
- 5.53
- 2.90
- 1.74
- 0.29
- 0.15
第2回中間試験結果
- 6月20日(水)実施
- 問題・解答・講評
- 受験者49名
- 平均点31点,最高点60点,最低点0点
合計点のヒストグラム
1問10点,10問,合計100点.各問題(10点満点)の平均得点
- 5.20
- 2.04
- 7.86
- 8.16
- 3.88
- 0.41
- 3.27
- 0.00
- 0.20
- 0.00
期末試験結果
- 7月18日(水)実施
- 問題・解答・講評(2019年5月29日アップロード)
- 受講者86名,受験者81名
- 満点200点,平均点113点,最高点178点,最低点34点
- 試験Aの平均点62.2点,試験Bの平均点51.2点
- 160点以上でS,120点以上でA,100点以上でB,90点以上でC
- S6人,A30人,B20人,C8人,F17+5人
- 解答はすべてスキャンして保存してあります.原本は資料室で返却しますので取りに来てください.
合計点のヒストグラム
試験A,各問題(10点満点)の平均得点
- 7.80
- 9.67
- 3.59
- 2.44
- 8.62
- 7.86
- 6.05
- 4.22
- 7.00
- 4.90
試験B,各問題の平均得点.()内は満点
- 問1,6.04,(10点)
- 問2,9.05,(10点)
- 問3,15.47,(20点)
- 問4,5.84,(20点)
- 問5,10.56,(20点)
- 問6,4.28,(20点)