授業概要
数値計算の基礎1(明治大学理工学部 2015年度秋学期水4)
「プログラミング」の基礎を学び,演習を通して,実際にプログラムが書けるようになることを目標とする.本講義ではR言語を使用する.
具体的な到達目標としては以下.
- R言語で代入,if, for, while, 再帰呼び出しが書けるようになる.
- グラフが書けるようになる.
- knitrを使ってレポートが書けるようになる.
成績評価の方法
- 試験50%,レポート50%
- レポートは2回,上記の目標に沿ったレポートを提出してもらう.提出の仕方は追って案内する.
- 期末試験は通常の筆記試験で,内容は基本的なプログラミングについて.詳細は追って案内する.
レポートのサンプル
第1回レポート提出
- 締め切りは2015年11月10日(火)日本時間17:00
- サンプルを参考にRmdファイルを作って,knitrでhtml化する
- プログラムの条件として,
- 数学的に意味がある題材であること(事前に許可をもらうこと)
- if文が入っていること
- forまたはwhile文が入っていること
- 図が描かれていること
- 必要以上にlibraryを使っていないこと
- webで公開しても問題がないこと
- 提出方法はメール.以下のルールを守ること.
- アドレスはmeiji.ac.jpのものから送ること
- 宛先はmiyabe@meiji.ac.jpとすること
- 件名は「2年16組??番名前,数値計算の基礎1レポート」とすること
- Rmdとhtmlを共に添付ファイルとすること
- 適切な署名をつけること
学生レポート紹介
第2回レポート提出
- 締め切りは2016年1月15日(金)日本時間17:00
- サンプルを参考にRmdファイルを作って,knitrでhtml化する
- プログラムの条件として,
- なんらかの数論的関数を計算する関数を作りそのグラフを描く(事前に許可をもらうこと)
- 必要以上にlibraryを使っていないこと
- webで公開しても恥ずかしくないこと
- 提出方法はメール.以下のルールを守ること.
- アドレスはmeiji.ac.jpのものから送ること
- 宛先はmiyabe@meiji.ac.jpとすること
- 件名は「2年16組??番名前,数値計算の基礎1レポート」とすること
- Rmdとhtmlを共に添付ファイルとすること
- 適切な署名をつけること
期末試験結果
- 試験問題と講評
- 平均点は,問1は18.35,問2は順に4.70, 4.70, 4.23, 2.05, 3.11, 問3は5.70,問4は7.00,問5は3.64で,合計の平均点は53.52点
- 最高点は82点
- レポートと試験の合計点数により,S1人,A3人,B5人,C7人とした.
参考情報
R言語
- 「Rで学ぶプログラミングの基礎の基礎」舟尾暢男(カットシステム)
- 「RstudioではじめるRプログラミング入門」Garrett Grolemund著,大橋真也監修,長尾高弘翻訳(オライリー)
- 「アート・オブ・Rプログラミング」Norman Matloff著,大橋真也監訳,木下哲也翻訳(オライリー)
- 「Rクックブック」Paul Teetor (著), 大橋 真也 (監訳), 木下 哲也 (翻訳)(オライリー)
knitr
- 「ドキュメント・プレゼンテーション作成(シリーズ Useful R 9)」高橋 康介 (著), 金 明哲 (編集)(共立出版)
ggplot2
- 「Rグラフィックスクックブック ―ggplot2によるグラフ作成のレシピ集」Winston Chang (著), 石井 弓美子 (翻訳), 河内 崇 (翻訳), 瀬戸山 雅人 (翻訳), 古畠 敦 (翻訳)(オライリー)
オンラインの情報
授業内容
- 9月30日:オリエンテーション,demo,Rに慣れよう,Rstudio,ファイル保存,環境,ライブラリのインストール,RMarkdown
- 10月7日:アルゴリズムとフローチャート,素数判定プログラム,最大公約数と最小公倍数,エラトステネスのふるい
- 10月14日:関数と条件分岐,FizzBuzz問題,コラッツの問題,
- 10月21日:再帰とwhile,階乗の計算,フィボナッチ数列,再帰による積分,ニュートン法
- 10月28日:グラフ作成とknitr
- 11月4日:演習
- 11月11日:型とベクトル
- 11月18日:繰り返し
- 11月25日:関数の定義
- 12月2日:plot
- 12月9日:読みやすいコードとデバグ
- 12月16日:テーマ決め
- 1月13日:演習
- 1月20日:プログラミングコンテスト