数理コンピュータ科学Iの参考書・文献

講義で参考したテキストや論文などを随時紹介します。
『オートマトン 言語理論 計算論 I』ホップクロフト・ウルマン(第1版、サイエンス社, 1984)
いわゆる[HU本]である。 想定水準を落としたホップクロフト・モトワニ・ウルマンの第2版(共立出版, 2008)よりも、第1版の方が良いという声がいまも多い。
『計算理論の基礎1.オートマトンと言語』Michael Sipser(共立出版, 2008)
『計算論とオートマトン理論』A. サローマ(サイエンス社, 1988)
コンパクトにまとめられているがHU本とは違った形の好著。
『コンピュータの数学』Ronald L. Graham, Oren Patashnik, Donald E. Knuth(共立出版,1993)
組み合わせ数学の本として非常に優れている。古本があれば是非。/dd>
『コンパイラ―原理・技法・ツール』Aho, Lam, Sethi and Ullman( サイエンス社、第2版, 2009)
表紙デザインからドラゴンブックとして有名な名著。翻訳で1000ページを越えます(^^)
ツールとしてのソフトウエア lexとyacc(GNU版はflexとbison)も有用です。
『チューリングを読む』チャールズ・ペゾルド(日経BP社, 2012)
A. Turingの不朽の論文 On computable numbers, with an application to the Entscheidungsproblem(J. of Math. 1936)の逐語注解
『Computers and Intractability: A Guide to the Theory of Np-Completeness』Michael R. Garey & David S. Johnson(Freeman 1979/)
計算量理論の第一人者が著した入門から理論までをわかりやすく紹介。大変面白いので 是非一読してほしい。