日本超心理学会月例会

2006年11月5日(日曜) 1時〜5時


(1)過去遡及的プライミング実験

本年度大会で発表予定の実験について、一部体験していただきながら、その実験方法や意義を議論した。プライミングとは、記憶の想起に事前刺激が影響する現象。それを事後刺激にしてESP実験に仕立てている。⇒詳しくは年末発行の学会誌を参照されたい。

石川幹人


(2)モンロー研究所訪問報告

 アメリカ・ヴァージニア州にある変性意識の研究・教育機関、モンロー研究所での、初級者向け滞在型プログラム=ゲートウェイ・ヴォエッジに参加した際の体験報告を行った。研究棟の設備について、同研究所の研究主任であるスキップ・アトウォーター氏の解説VTRを上映しながら、モンロー研究所のヘミシンク・プロセスの効果についての考察ならびに感想を紹介。
 モンロー研究所の創設者、ロバート・モンローは、古来、宗教者などが長い歳月をかけて行ってきた瞑想・体外離脱などの訓練を、バイノーラル・ビーツ(1839年にドイツの実験者によって発見された)を用いて短期間に習得するノウハウを確立した。これを、ヘミシンク・プロセスという。ヘミシンクとは大脳同調を意味するヘミスフィア・シンクロニゼーションの略。
 報告者は、バイノーラル・ビーツの音響システムと視覚イメージ化、呼吸法などを取り入れたモンロー研究所独自のトレーニング法について、短期間で瞑想法を習得できる非常に効率的な方法であるとの感想をもった。現在、医療、教育などさまざまな分野での応用研究が徐々に進められており、信頼できる実験データの収集により、瞑想トレーニングの新たな可能性を開くものと考えられる。

  木本真澄


(3)第1回公開ESP実験のターゲット決定

サイコロを振って、ターゲットを決定した。

予知メール10件が寄せられたが、ターゲットと一致が見られたものは、残念ながらなかった。次回に期待したい。


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