長谷川久夫賞

長谷川久夫賞について

長谷川久夫賞は,明治大学理工学部機械工学科の元教授である長谷川久夫名誉教授の名にちなんだものであり,氏から寄せられた指定寄付金をもとに設立した長谷川久夫賞運営委員会によって運用されています.賞は成績優秀な機械工学科学部2年生と4年生,優れた研究成果を得た機械工学専攻博士前期・後期課程修了生,及び,優れた研究業績を挙げた教員に授与されます.

研究成果優秀賞

2020年度 松田匠未 (理工学部助教)

研究課題: Parent-Child-Based Navigation Method of Multiple Autonomous Underwater Vehicles for Ship-Free Underwater Survey

表彰理由: 海洋調査を,母船を用いず親子関係を持つ複数の水中ロボットにより行う手法を開発し,実際に海洋における実験と解析を実施することにより,有効性を明らかにした。その研究成果を海洋調査技術学会やIEEE等で発表し,高い評価を受けた。さらに,その研究成果発表によりIEEE OES Underwater Technology 21においてYoung Researcher Prizeを受賞している。同氏は2020年4月より,本学部助教(特定強化枠)として本学大学院および学部学生の研究指導に尽力している。

2019年度 石田祥子 (理工学部専任准教授)

研究課題: Design of cylindrical honeycomb cores ? Geometric consideration ?

表彰理由: 対象となった論文は,日本機械学会学術誌(英文)年間アクセス数トップ10入り(2018年4月~2018年12月の期間で集計,日本機械学会誌2019年10月号に掲載)するなど,国内外から高く評価されている。本論文で示された,展開可能かつ高剛性なハニカムコア構造の新たな設計手法は,今後,学術的・社会的な発展が期待できる。

2018年度 小島朋久 (理工学部専任助教)

研究課題: Wave propagation across solid-fluid interface with fluid-structure interaction

表彰理由: 固体―液体界面における波の伝搬に関して,実験と解析を実施し,キャビテーション発生の詳細なメカニズムを明らかにした。その研究成果を日本機械学会や米国機械学会等で発表し,高い評価を受けた。さらに,それらの研究をまとめた学位論文により2017年度東京工業大学手島精一記念研究賞を受賞している。同氏は2017年4月より2年間,本学部助教として本学大学院および学部学生の研究指導に尽力した。

2017年度 澤野宏 (理工学部専任講師)

研究課題: 超磁歪素子の自己検知機能を利用した微小位置決め機構の開発

表彰理由: 磁界の変化により伸縮する超磁歪素子を利用した,回転工具を高速かつ精密に位置決め可能な機構を新たに開発し,その研究成果を日本機械学会論文集で発表している。また,その論文により2017年度日本機械学会賞(論文賞)を受賞するなど,高い評価を得るとともに,今後の学術的かつ社会的な寄与が期待されている。

2016年度 中別府修 (理工学部専任教授)

研究課題:キャピラリー力の熱的制御を用いた付着式マイクロマニピュレータの研究

表彰理由:マイクロメートルスケールの物体を取り上げ,所定の場所へ設置するマイクロマニピュレーションでは,マニピュレータと微小物体間の付着がその操作を困難にする.そこで,氏は共同研究者とともに,微小物体とマニピュレータ間ではメニスカスによる付着力が重要となることに着目し,マニピュレータ先端部の濡れ状態を熱的に変化させ,付着力を制御したマイクロマニピュレーション技術を開発し,その成果を日本機械学会論文集で発表している。さらに,本論文は2014年度の日本機械学会賞(論文賞)を受賞し,国内外で高い評価を受けている。

2015年度 松尾卓摩 (理工学部専任准教授)

研究課題:材料の劣化メカニズムの推定及び非破壊検査技術の開発

表彰理由:日本実験力学会2014年次講演会において「ゴルフボールの劣化メカニズムの推定と健全性診断技術の開発」に対して優秀講演賞を受賞するなど,今後の学術研究の発展に期待できる。

2014年度 石田祥子 (理工学部専任助教)

研究課題:展開収縮構造の工学応用に関する研究

表彰理由:「湾曲した筒の折り畳みモデル化」の論文で2014年度日本機械学会論文賞を受賞するなど、関連する研究成果が顕著であり、今後さらに研究が展開され、学術的かつ社会的な寄与が期待できる。


機械工学科のトップページに戻る